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【TUF24】レビュー09 準々決勝スタート、まずはパントージャがカラフランスとの接戦制す

3日(土・現地時間)、ネバダ州ラスベガスのパームス・カジノリゾート内ザ・パールで開催されるTUFシーズン24「Tournament of Champions」。世界各国のプロモーションから集まった16名のフライ級王者が生き残り合戦を戦い、優勝者が今大会でUFC世界フライ級王者デメトリウス・ジョンソンへ挑む。

TUF24レビュー、第9回はエピソード08で組まれたトーナメント準々決勝=アレッシャンドリ・パントージャ×カイ・カラフランスというチーム・セフードのチームメイト対決の模様をお伝えしたい。


<TUF24フライ級T準々決勝/5分2R>
アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)
Def.decision
カイ・カラフランス(ニュージーランド)

開始直後にダブルレッグでテイクダウンに成功したパントージャだが、カラフランスはすぐに立ち上がって胸を合わせていく。シングルで押し込むパントージャに対し、離れたカラフランスが蹴りを狙う。すぐに組みつき直したパントージャは、前転して逃れようとしたカラフランスのバックについてケージへ押し込む。パントージャがスタンドで両足をフックするが、すぐに足を下ろす。直後に胸を合わせて右腕を差し上げながらテイクダウン。尻餅をつかされたカイフランスは、直ちにスタンドに戻って離れる。

カイフランスの右ストレートにダブルレッグを合わせたが、倒せなかったパントージャは距離を詰めてヒザ蹴り。カイフランスも飛び込むようにパンチを伸ばすが当たらない。カイフランスは右ローを連続で入れ、パントージャが右ストレートを返す。パンチを振るって組みにいくパントージャ、防いだカイフランスに対し左ミドル。ガチャガチャとして試合は、ここからやや落ち着く。そしてカイフランスは右ロー、下がりながらも左ストレートを伸ばす。パントージャはテイクダウンをフェイントに使い右を伸ばす。組みパントージャがリードした初回が終わった。

2R開始直、カラフランスが右アッパーで前に出る。パントージャはダブルをスプロールされた後の打撃を頭に入れて戦っているようで、カラフランスが立ち上がった直後にハイを狙う。プレッシャーを強めるカラフランスに対し、パントージャはローや前蹴りを見せるものの、明らかにパンチは減っている。さらにボディを受けて動きが落ちたパントージャ。対して、カラフランスはパントージャの左に右フックを合わせて優勢に。

蹴り中心のパントージャは自然とテイクダウンの仕掛けも減ったが、残り50秒で組んで押し込む。左腕を差して離れたカラフランスは踏み込んで左ハイ。パントージャの左ジャブから右ハイでタイムアップに。シーズン9試合目にして初めて判定にもつれ込んだ一戦はパントージャに凱歌が挙がった。

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