【UFC204】スタンドで圧されたエドワーズが、組みで一点突破。最後はRNCを極める
<ウェルター級/5分3R>
レオン・エドワーズ(英国)
Def.3R3分01秒by RNC
アルベルト・トメノフ(ロシア)
左ミドルを見せたエドワーズ。続いてワンツーから左ヒザ、組みついてトメノフをケージに押し込む。小外掛けでテイクダウンに成功したエドワーズはトップを取り切ると、トメノフのブリッジに合わせたパス。トメノフは足を戻してバタフライガードも、足を畳んだエドワーズはパスからマウントを奪取する。腰を押して、エビからハーフに戻したトメノフだが、立ち上がるところまで持ち込めない。それでもブリッジしから左腕を差して立ち上がったトメノフだったが、スクランブルのなかでエドワーズがバックに回り込む。懸命に手首を掴んで放さなかったトメノフは、最後に両足をフックされダメージはないが確実にラウンドを失った。
2R、左ジャブから右を伸ばすトメノフ。エドワーズの左ミドルをキャッチしてテイクダウンを狙う。エドワーズは右ジャブを見せるも、ケージの前に追い込まれる。トメノフは左フック、エドワーズはダブルで組んで、すぐに離れる。トメノフは左ボディフック、そして右ミドルを入れる。プレッシャーを強めるトメノフが右ハイ、左フックを繰り出す。蹴りで突き放したいエドワーズだが、左フックを被弾する。テイクダウン狙いも切られたエドワーズは前に出ることが難しくなり、左から右フック、さらに左アッパーを打たれて2Rを失った。
最終回、互いに得意分野でラウンドを取り合い勝負の5分へ。トメノフは右ストレートを当て、ジャブを打ち合う。気が付けばケージを背負うエドワーズ。シングルレッグを切られたエドワーズは右ミドルをキャッチして、シングルレッグからレッグリフト&後方へのトリップでテイクダウンに成功する。スクランブルからバックを取ったエドワーズが足をフックする前にRNC。しっかりと腕が喉下に食い込み、ここで両足をフックし胸を反ってタップを奪った。
スタンドで圧されていたエドワーズが、ワンチャンスをしっかりとモノにし一本勝ち。トメノフは打撃と比較すると、圧倒的に組み技が弱かった。