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【UFC202】水垣偉弥、ガーブラントの前に48秒で敗れる──流した汗は嘘をつかない

<バンタム級/5分3R>
コディー・ガーブラント(米国/8位)
Def.1R0分48秒by TKO
水垣偉弥(日本/11位)

アヴィーチーのWake me upと、その心情が表れた入場曲でケージインした水垣。対してガーブラントはwe will rock youでケージへ。大きなファンの声援を集めるガープラント、その期待度の高さがうかがえる。

右ローをまず見せたガーブラント。水垣は左フックを左に合わせる。右から左、右を受けた水垣がやや下がる。ここで前に行かなければいけない水垣が、右ローを入れる。マットに手を着いた変則的な蹴りから、右サイドキックを見せたガーブラントが距離を取り直す。そして前に出てきたところで、水垣が右を当てる。対してガーブラントが左フックを返し、続いて右フックを入れる。

離れた水垣が前へ、待ち受けていたガーブラントが右ストレート一閃、バランスを崩した水垣が起き上がろうとしたところに、再び右を入れる。後方にもんどりうって倒れた水垣にさらに鉄槌を入れたガーブラント。懸命に起き上がろうとするところに左のパウンドの追撃を受ける。

シングルを仕掛けようとしたところでレフェリーが試合をストップ。やるべきことをした、こうしないと勝ち目がないという戦いで水垣は──完敗を喫した。

「ドミニク・クルーズ、お前のアゴを折ってやる」と言い放ったガーブラント。若く、巨大な壁に敗れた水垣。

どれだけ努力をしても、叶わぬこともある。届かない夢がある。

So wake me up when it’s all over
When I’m wiser and I’m older
All this time I was finding myself
And I didn’t know I was lost

結果はどうあれ流した汗は嘘をつかない。どれだけあがこうが、どれだけ迷おうが。その汗が彼の人生を豊穣にしていくはずだ。


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