【Pancrase279】ハファエル・シウバ戦に向け、上田将勝が勝っていたこと。「自分を思い切りぶつけたい」
【写真】相変わらず言葉は少ない。しかし、一言ひとことに覚悟が詰まっている。常に覚悟を持って、自分と戦うために対戦相手に向かっていく上田の試合を目に焼き付けてほしい(C)MMAPLANET
明日24日(日)、東京都江東区のディファ有明で開催されるPancrase 279でハファエル・シウバと戦う上田将勝。
日本MMA界バンタム級のトップファイターの上田は、シウバを怖い相手だと認めつつ、格好の相手だと言い切る。常にカウントダウン、完全燃焼を目指すピュアファイター、上田の意気込みとは。
7月11日に訊いた、上田の声をお届けしたい。
──ハファエル・シウバ戦に向けて、あと2週間弱となりました。現在の体調は?
「体重も落ちて、コンディションは凄く良いです」
──今年3試合目となります。
「どんどん試合をしていきたいと思っているので、丁度良いです。Grandslamから4カ月、前は1カ月ぐらいのインターバルだったので、調整しやすいです。Grandslamでは負けていたので、一度勝っておきたくて出ましたがケガもあり、あの時は調整がきつかったです。
今回の試合は5月には決まっていて、これまでは練習でもどうしてもやり込み過ぎるということがあったのですが、ケガもなく調整できました」
──対戦相手は強豪ブラジリアンです。
「ランキングを見る限り、次の相手になるだろうと予想はできていました。なので覚悟を決めて戦うだけでした」
──印象を教えて下さい。
「パワーが半端ないです。体の大きさも。怖い相手です。田村一聖さんをイメージして、戦おうと思います。テイクダウンから抑えて極めに来るので、下になることは覚悟しています。そこからクネクネと上を取り返す練習をしてきました」
──下になると想定しているのですね。
「ハイ。テイクダウンは切れないと思います。ケージ際も強いです。ただ、あれだけ力を使っていると疲れると思うので、削って後半勝負でいきたいです。バックを取られても策はありますし、打撃は今も伸びている実感もあるので」
──試合になると吹っ切れる上田選手ですが、今も試合前は怖いですか。
「今は怖いですね……(苦笑)」
──ただ以前より、表情とかもリラックスできているように見受けられます。
「TEAM OTOKOGIで練習していると、皆が良くしてくれるし楽しいという気持ちはあります……」
──そのOTOKOGIの練習仲間がパンクラスのバンタム級のトップです。今、上田選手はどこを目指して戦い続けているのですか。
「強いヤツとあと何試合かできれば、納得する試合ができればもう良いかなって思っています。海外とかチャンピオンとかも考えていないですし、練習してきたことを出し切りたいです。
だから、今回のハファエル・シウバ選手は絶交の相手です。自分を思い切りぶつけたいです。これで終わっても良い、完全燃焼する覚悟で戦います」
──……なるほど。では最後にファンへ一言お願いします。
「とにかく一生懸命ファイトするので、そこを見てください」
■Pancrase279対戦カード
<バンタム級/3分3R>
清水悠生(日本)
平岡将英(日本)
<バンタム級/3分3R>
井関遼(日本)
宮川峻(日本)
<フライ級/3分3R>
川原玲郁(日本)
島袋力(日本)
<バンタム級K.O.P.T./5分5R>
[王者] 石渡伸太郎(日本)
[挑戦者] ジョナサン・ブルッキンズ(米国)
<フライ級王者決定戦/5分5R>
安永有希(日本)
神酒龍一(日本)
<ウェルター級/5分3R>
鈴木槙吾(日本)
岡見勇信(日本)
<バンタム級/5分3R>
上田将勝(日本)
ハファエル・シウバ(日本)
<フライ級/5分3R>
中井りん(日本)
ライカ(日本)
<フライ級/3分3R>
コンボイ升水(日本)
獅庵(日本)
<ライト級/5分3R>
アキラ(日本)
長岡弘樹(日本)
<ストロー級/5分3R>
朱里(日本)
ニコーレ・カレアーリ(ブラジル)
<ウェルター級/3分3R>
有己空(日本)
高鍋明大(日本)
<ウェルター級/3分3R>
高木健太(日本)
手塚裕之(日本)
<ライト級/3分3R>
冨樫健一郎(日本)
ジョン・バチスタ・ヨシムラ(ブラジル)
<フェザー級/3分3R>
ガイ・デルモ(米国)
稲葉聡(日本)
<バンタム級/3分3R>
ハルク大城(日本)
佐久間健太(日本)
<フライ級/3分3R>
井島裕彰(日本)
上嶋佑紀(日本)