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【Metamoris07】ゲイリー・トノン、足首極めてハレックからタップ奪う!!

<ノーギ/20分1R>
ゲイリー・トノン (米国)
Def.14分53秒by アンクルロック
ハレック・グレイシー(ブラジル)

右を差し、ジャンピングガードを見せたトノンがすぐに着地する。続いてシングルからバックを窺うが、ハレックも即前を向く。ダブルレッグを仕掛けたトノン、そのままの勢いで後方回転したハレックが上を取る。トノンは立ち上がり、スタンドでファイヤーキャリーを決めるが、上を取りには行かずにハレックが立ち上がるのを待つ。

ここで引き込んだトノンは、グラウンドからのカニ挟みを狙い離れたハレックの両足を取ってスイープ。パスを簡単に許すハレックは、関節は取らせずスクランブルから上を取る。グラウンドが続かず、寝技と立ちを繰り返す両者。ハレックがアームドラッグからテイクダウン。起き上がったトノンが、飛びついてぶら下がる様に左足を取りに行く。

足を引いたハレックがエスケープに成功、ハーフから抑え削りに掛かる。試合がスタンドに戻ると、ハレックは一本背負いを決める。トノンも同じく一本背負いを狙うが、これは失敗。続いて試合がグラウンドに転じると、ハレックは上四方を譲る。亀のハレックから首を支点に揺さぶりをかけ、ワンフックを取ったトノンはツイスターポジション=クロスボディライドへ。逃げるハレックのバックを取ったトノンだが、直後に胸を合わされてしまう。

トノンのアームドラッグにキムラを仕掛けたハレック。トノンはそのままバックを取ってワンフック、さらに両足を入れてフィギアフォー・ロックフックに。RNC狙いのトノン、リストを取って防ぐハレックからマウントを取る。グレイシー・アカデミーらしくマウント返しを見せたハレックをさらにスイープするハレックが、ヒールへ。反転して足を抜いたハレックが立ち上がる。

スタンドでシングルを狙ったトノンを後方に投げたハレックだが、トノンはニーインハムストレングスからヒール、バックを狙ったハレックをトゥホールドに捉えると、上苦し気な表情を浮かべたハレックが上を向いた直後にタップ。足関新時代の旗手が、護身のハレックから一本勝ちを決めた。

「もう少し長いファイトになると思っていた。ただ、ロールしてサブミッションに入れない試合にはしたくなかった。ハレック、そしてコーチに感謝している。ハレックは手足が長いけど、特にシークレット的な技はなかった。常に勝つこと、良い試合をすることが内面でぶつかっている。この試合を見てくれる人がいて、そうじゃないとこのスポーツは成り立たないからね」とトノンは試合を振り返った。

一方敗れたハレックは「あぁ~、本物だよ。これは自分との戦いでもあり、ハードな練習をして準備も万全だった。兄弟を始め色々な人が協力してくれた。十分に競争力はあった。でも、ドローは嫌だったんだ。勝者がいれば、敗者がいる。ヒールフックの対応はしてきたけど、ニーバーからスイッチは凄かった。落ち着いて戦おうと思ったけど、ポジション的に悪くなかったけど、彼のスイッチが素晴らしくて練習していなかったポジションを取られた(笑)」と話し、メタモリス運営パートナーをマットにあげて感謝の言葉を送った。


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