【Bellator103】本命フレイレは、グェレーロと伯・同朋対決
【写真】トーナメント本命は間違いなくパトリシオ・フレイレ。ディエゴ・ヌネス撃破で、その力を天下に知らしめた(C)MMAPLANET
11日(金・現地時間)にカンザス州マルヴェニのカンザススター・アリーナで開催されるBellator103。メインではシーズン9フェザー級トーナメント準決勝と、2試合のワンマッチが組まれている。
9月13日に行われた準々決勝を勝ち残った4名が決勝進出を賭けて戦う今大会。元UFCファイターのディエゴ・ヌネスを秒殺TKOで下し、ベラトール生え抜きの意地を見せつけたパトリシオ・フレイレは、同じブラジリアンのファブリシオ・グェレーロと対戦する。デス・グリーンとのオフェンシブ・ディフェンダー対決を勝ち残ったグェレーロは、身長&リーチでフレイレを上回るが、下がるファイトはフレイレの勢いに真正面から巻き込まれる可能性もある。フレイレの力が抜きんでていることは確かだが、だからこそグェレーロは初戦とは違う、前に出る姿勢が大切となる。
【写真】魂の逆転一本勝ちを収めたジャスティン・ウィルコックスだが、ローで削られた足の腫れようは尋常ではなかった……(C)MMAPLANET
もう一つの準決勝は米国人対決。アコップ・ステパーリャンを急遽代役出場で破ったジャスティ・ウィルコックスと、英国のアンドリュー・フィッシャーをファイト・オブ・ザ・ナイトの激闘で下したジョー・タイマングロが戦う。ウィルコックスは4日前の出場で大幅な減量を行ったうえに、ステパーリャンのローキックをこれでもかと食らい続け、満身創痍の状態で勝ち上がった。ケガさえければ、ローのダメージは抜けているだろうが、調整の開始が遅くなった可能性もある。タイマングロは大きく踏み込んでからのフックで、ジャッジの心証を良くして判定勝ちを収めているが、その実、ほとんどインファイトは行っていない。
インファイトをあえて行わなかったのか、行えないのか。3試合というトーナメントのスパンに対し、タイマングロの所属するアライアンスMMAの知恵袋エリック・デルフィエロがどのような戦略をもって臨んでいるのかも、気になるところだ。
■Bellator MMA 103メインカード
<シーズン9フェザー級T準決勝/5分3R>
パトリシオ・フレイレ(ブラジル)
ファブリシオ・グェレーロ(ブラジル)
<シーズン9フェザー級T準決勝/5分3R>
ジャスティン・ウィルコックス(米国)
ジョー・タイマングロ(グアム/米国)
<ライト級/5分3R>
JJ・アンブローズ(米国)
デヴィッド・リッケルズ(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
アーロン・ラロサ(米国)
ミハイル・ザイーツ(ロシア)