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【Polaris03】トキーニョ相手に、トノンが目くるめく足関節の攻防&プラスアルファで魅了し痛み分けに

<ノーギ/15分1R>
ホウジマール・トキーニョ(ブラジル)
Draw.
ゲーリー・トノン (米国)

引き込んでいきなりヒールに出たトノン。トキーニョもアンクルを狙い、トノンが再びヒールをセットアップ。強引なアンクルを見せたトキーニョだが、場外際ということでマット中央へ。トキーニョのヒールを防いだトノンがスタンドに戻り、トキーニョもスタンドに戻るとアームドラッグから、トノンを押し倒す。

ガードからヒールに入ったトノン、トキーニョはロールし場外ブレイクに。試合は再びスタンドで再開されると、トキーニョが脇を潜ってバックに回り後方へ投げを決める。トノンはバタフライガードから三角絞めへ。頭を抜いたトキーニョがスタンドに戻る。

続くスタンド戦でトノンのカニ挟みはかわされが、ガードからヒール。足首を掴んだトキーニョは立ったままアンクルを仕掛ける。続いてトキーニョはトノンの立ち上がり際を思い切りに投げつける。トノンはここでも外掛けヒールへ。トキーニョのロールで場外際となり、またもスタンドで仕切り直しとなった。

続くトノンの足関狙いに対し、トキーニョが体を捻ってエスケープを図る。トノンはすかさずバックを取る。アームロック、スクランブルの攻防のなかでバックを譲ったトノンは前方回転からヒザ十字、ヒールへ移行する。トキーニョはここも回転して逃れたが、かなりタイトに入っておりダメージが心配だ。

残り6分、トノンはバタフライから引き込んで三角絞めへ。トキーニョは頭を抜いて担ぎパス。立ち上がったトノンはキムラクラッチから前転しガードへ。スクランブルのなかでトキーニョは飛行機投げ、すぐに立ち上がったトノンがカニ挟みを狙う。トキーニョのシングルに対し、トノンはギロチンからノースサウスをゲットしニーインベリー、さらにマウントには移行せずヘッドアームチョークを狙う。

トキーニョはニータップでテイクダウンに成功する。トノンはここもバタフライガード、ここで足関節でなくバックを奪取する。さらにツイスターフックから、股裂き。バックを窺いつつツイスター、結局バックに回り腕十字へ。これはすっぽ抜けたが、動き続けるトノンはついには跳びつき三角も披露する。

反対に動きが止まったトキーニョに前転からヒザ十字&ヒール。トップを取ってなおヒールを狙ったトノンは最後まで動き続け、グラップリングでこれ以上ないエキサイティングな戦いを見せた。その一番の要因は当然トノンの積極な姿勢であり、同様に足関節という危険がテクニックのセットアップ方法が進化したからに他ならない。

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