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【Grandslam04】己吏人と対戦松場貴志<02> 「運動量、スピードを見てもらえれば」

Takashi Matsuba【写真】前編での使用写真と同じ構図だが、一番男前に取れた1枚 (C)MMAPLANET

19日(土)に東京都江東区ディファ有明で行われるGRANDSLAM04 – WAY OF THE CAGEで己吏人と松場貴志インタビュー後編。

周囲の期待値とは裏腹にキケンな不思議ちゃんキャラ全開の松場に──普段は頼りないが、この時ばかり頼もしくなった先輩が助太刀してくれた。
<松場貴志インタビューPart.01はコチラから>

──そんなに自信がなくては大会の煽りにならないですよ。

「いやぁ……どうしたら良いんですかね。ハッハァ。なかったことにしないでくださいよ」

──ではMMAファンの多くは松場選手がどのような選手が知らないので、どこを見てほしいかアピールしてください。

「あぁ……まぁ、そうですね……。相手がハハハ、相手の得意なところを抑えて……ワキとか甘いんで、そういうところをヘヘヘ」

──何で笑ってんねん……。

「ホントはなんにもないんです。何もない」

──どうやって生きているのですか。

「仕事をしています。仕事はちゃんとやっています。葬儀関係で」

──送り人ですね。

「ハイ、送り人です。送り人は見たことがないのですが……」

久米 お前は……もう、本当に。スピードもあるし、テイクダウンのタイミングの取り方も良いんだから、ちゃんと話せよ(怒)。

「ハッハァ。アッハハハハハァ」

──りゅうちぇる並みに笑っていますね……。

「アッハハハハハァ」

──久米選手、続けてください。

久米 ハイ……。お前は……ったく。打撃からトップを取る。自分のリズムで戦うことができるんです。打撃も当てることもできるし、散らすこともできます。スクランブルもレスリング時代に体に染みついていますし。

──久米選手は次の試合、どのような期待をしていますか。

久米 もうチュウが自分のリズムで戦って、本来の状態をキープして戦えれば、そこそこの試合は見せられるはずです。まだ本当の日本のトップファイターと戦うと厳しいですけど、その前の段階にある選手には十分に勝てる力を持っています。しっかりとコントロールして流れのなかで一本やKOもできるはずです。ただ、心配なのは心理面です。やっぱり、こんな感じなので……。

「ハッハァ。そういうことを……」

久米 そこをコントロールできれば、本当に確かなモノは持っているんです。あと緊張しちゃうんですよね。でも、最近はそこも克服できています。最初にベイサイド・ファイトで負けた頃は、その辺りが影響していたと思います。僕は現場で負けるところを見たことがないんです。

「久米さんが来たら勝てるんですよ」

──いや、本当に久米選手ありがとうございました。ほら、こうやって、松場選手のことを先輩が買ってくれているじゃないですか。

「……」

久米 本当に力もスピードもあるんです。これから、もっと強くなれるだろうし。期待しているんです。試合は相性もあると思いますが、自分の良さをぶつけられる戦略を立てていけば取れます。

「いや、でも……そうだなぁって思います。ハマれば強いです。ハマれば全く怖くない、ハッハァ。ワンサイドで勝ちますよ」

──言っていることがコロッと変わりましたね(苦笑)。

「ハマれば──です。これから、ハイ、そこを工夫していこうと思います。いやぁ、久米さんがいてくれて良かったです。ハッハァ」

──しっかりと話せるかどうか分からないですが、このインタビューを見てくれるファンに一言お願いします。

「えぇと、動きは凄く自信はあります。運動量、スピードを見てもらえれば凄く盛り上がる試合ができると思います」

──久米選手の助太刀のあとは、スラスラと話せるようになったじゃないですか(笑)。

「ハッハァ、いや、もう久米さんのお陰です」

──それだけ久米選手を信用しているのですね。

「いやぁ、一番信用しているのは日沖発です」

久米 ったく、こういうヤツなんです(怒)。

──しかも呼び捨てでしたね。

「あっ、いやいやいやいや、それはヤバいです。発さんです」

──なるほど、ジムの代表の名前は全く出てこないと。

「あっ……。僕は発さんを一番尊敬していますけど、社長の弟子です。で、一緒にグアムに行きたいです。ハッハァ」

──それはPXCで、村元友太郎選手のように戦いたいということですか。

「まぁ、でもそれは僕の力じゃどうにもならないので」

──では、最後に改めてこれからの目標を教えてください。

「目標は……ないです。ハッハァ」

■ Grandslam 04対戦カード

<バンタム級/5分3R>
上田将勝(日本)
土肥潤(日本)

<ライトヘビー級/5分3R>
アラン・ボドウ(フランス)
ウー・ドンシン(台湾)

<74キロ契約/5分3R>
岡澤弘太(日本)
イケ“ザ・ビースト”クリス(米国)

<フライ級/5分3R>
己吏人(日本)
松場貴志(日本)

<バンタム級/5分3R>
木暮 聡(日本)
論田愛空隆(日本)

<ウェルター級/5分3R>
二ツ森敬浩(日本)
YOSUKE(日本)

<組技ルール・無差別級/5分2R>
八田亮(日本)
平田純一(日本)

<組技ルール・無差別級/5分2R>
金原正徳(日本)
宮田和幸(日本)

■ GRANDSLAM SURVIVOR対戦カード

<ライト級/5分2R>
高橋了介(日本)
ブラック・コンバ(日本)

<フェザー級/5分2R>
村津孝徳(日本)
渡辺謙明(日本)

<88キロ契約/5分2R>
大場慎之助(日本)
中村邦夫(日本)

<フライ級/5分2R>
宮城友一(日本)
川端祐樹(日本)

<ライト級/5分2R>
小坂井寛(日本)
モリシマン(日本)

<フライ級/5分2R>
中原大輔(日本)
崎川直起(日本)

<63.5キロ契約特別ルール/5分2R>
荻原一貴(日本)
石橋源一郎(日本)

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