【Bellator97】復活フレイレ、前RFA王者を相手にせず
<フェザー級/5分3R>
パトリシオ・フレイレ(ブラジル)
Def.2R0分54秒by TKO
ジャレッド・ダウニング(米国)
前RFAフェザー級王者ダウニングが、ベラトール初戦でフレイレと対戦。いきなりパンチを交換した両者、フレイレは左ハイを放つがジェンキンスは構わず前へ。フレイレの左から右がヒットし、後方によろめくジェンキンスが組みついていく。ギロチンから引きこんだフレイレだが、首を引抜かれジェンキンスがトップを奪取する。ケージを背にするフレイレ、バックを譲らず立ち上がって胸を合わせていく。
体を入れ替えたフレイレだが、レフェリーがブレイクを命じる。左の相打ちの後、ジェンキンスのローにフレイレが右を合わせる。急所を蹴られて間合いを外すフレイレ、すぐに再開しワンツーをヒットする。ジェンキンスのヒザ蹴りに合わせて組みついたフレイレが、ケージまで押し込むも自ら距離を取り直す。左ジャブをダブルで放つジェンキンス、フレイレは左フックで2度目のダウンを奪う。すぐに立ち上がったジェンキンスだが、足が揃った状態でフックの連打を受ける。
組みついてボディロックの状態に入ったジェンキンス、そのままケージにフレイレを押し込んでダブルレッグを決め、何とか危機を乗り切った。2R、フレイレは左フックでジェンキンスをのけ反らすと、再び左を放っていく。劣勢のジェンキンス、前に出るところで右を受けてまたも動きが止る。ヒザ蹴りを受けてなお、懸命に立ち続けるジェンキンスだがフルパワーの右を受け後方に倒れる。ヘッドスプリングをするように立ち上がったジェンキンスは直後に左フックから右ストレートを受け、万事休す。真っ直ぐ後方にダウンしたところで、レフェリーが試合をストップした。
世界奪取失敗から8カ月、「2週間で試合を受けてくれたジェンキンスに感謝している。2010年にベラトールと契約し戦ってきた。トーナメント戦に向けてエキサイトしている」と、シーズン9フェザー級T出場のフレイレが復活の狼煙をあげた。