【UFC197】3月5日、MGMでドスアンジョス×マクレガー、ホルム×ミーシャが正式決定
【写真】寝かせる期間を置かず、一気に実現することとなったドスアンジョス×マクレガーのチャンピオン対決(C)UFC JAPAN PR
12日(火・現地時間)、UFCが3月5日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのMGMグランド・ガーデンアリーナでUFC196「Anjos vs McGregor」の開催を正式発表した。
3月5日にラスベガスでUFC世界ライト級王者ハファエル・ドスアンジョスに、世界フェザー級王者コナー・マクレガーが挑戦する世界ライト級選手権試合、ホーリー・ホルムの持つUFC世界女子バンタム級王座にミーシャ・テイトが挑戦する一戦が行われる──この確定事項は、開催場所がMGMに決まったことで正式な決定事項として発表された。
1年を通してPPV中継を行うUFCにあって、比較的ビッグショーとされているのが1月末から2月第一週のスーパーボウル・ウィークエンド、5月のメモリアルデー、そして7月の独立記念日の週末が定例であったが、今回は3月の第1週にスーパーイベントが開催されることとなった。
12月12日にジョゼ・アルドを破り、フェザー級の頂点に立ったマクレガー、その1週間後にドナルド・セラーニを下して王座初防衛に成功したドスアンジョス。昨年9月4日にそれからの4カ月間のビッグファイトに出場する面々が集まった合同記者会見=GO BIGと銘打たれた会見の際に、アルドと対するマクレガーは、セラーニと戦うドスアンジョスに対し、「俺との試合の契約がなったら、お前の人生は変わる。リッチになれるぅ──と家族と喜ぶことになるんだ」とすでに挑発行為を行っていた。
ドスアンジョスもセラーニを66秒で下した直後に「この階級で戦いたいなら受けてやる。ここは俺の階級だ」とアピール。いずれにせよ、チャド・メンデスをKOしたフランキー・エドガーとの防衛戦でなく、ライト級王座挑戦を選択したUFC。マクレガーが敗れても、フェザー級でストーリーは続く。勝利すれば当然、ライト級でフレッシュな顔合わせは満載であり、明らかにマクレガー中心のオクタゴン事情が見て取れる。
さらにはロンダ・ラウジーとのダイレクトリマッチでなく、ロンダの長年のライバルであったミーシャをホルムの初防衛戦の相手に抜擢。この急展開、何か裏があるのでは深読みしたくなるほどのUFC──攻めの姿勢だ。