【UFC162】ワイドマン推し予想=06 ドミニク、ストーリー&ジョニ・ヘン
【写真】やたらとワイドマン推しの予想の声が多いなか、ドミニク・クルーズの意見はケニー・フロリアンと並び、ワイドマンが勝利する方法論を明確に説いている (C)MMAPLANET
ズッファから届いた世界ミドル級選手権試合アンデウソン・シウバ× クリス・ワイドマンの勝利者予想。異様にワイドマン推しの予想の紹介。最終回はドミニク・クルーズ、リック・ストーリー、ジョニー・ヘンドリックの予想をお届けしよう。ワイドマン・サイドに立ち、如何に勝利するかをドミニクがまとめ上げてくれている。
ドミニク・クルーズ
「ワイドマンはやれるよ。ただし、アンデウソン・シウバと戦うには、打撃からテイクダウンという段取りのなかでミスを犯してはならないというプレッシャーに襲われるだろう。それは避けようがない。何度かクリスと練習したけど、彼は頭が良い。アンデウソンと打撃でやりあってはいけないことは分かっている。アンデウソンと打撃で渡り合うレベルにないことは、ちゃんと理解すべきだ。マーク・ムニョスにエルボーを当てることができたのは、ムニョスがテイクダウンの機会を伺っていたからだ。そして右のオーバークロスを狙ってきた際にエルボーを打ち込むことができたけど、そんな攻撃はアンデウソン相手にできるわけがない。
ワイドマンはチェール・ソネンと全く同じ戦い方をすべきだ。皆、もう青写真が描かれていると言っているよね。ただね、アンデウソンはもうチェールとの戦いを通して、すでに30分以上もその作戦と向かい合って来たんだ。そういう戦いに対応するために、少なくとも2度のキャンプを経験している。アンデウソンのテイクダウンディフェンスは、2年前と比較すると遥かに成長しているだろう。テイクダウンに対する防御は、MMAにおいての一つの要素であり、伸ばすことが最も簡単な部分なんだ。
それでもワイドマンはテイクダウンできるだろうし、アンデウソンが彼の間合いを掴むには1Rの半分ぐらいの時間は必要になってくる。その間にクリスはテイクダウンを奪わなければならない。念を押しておくけど、彼はアンデウソンをテイクダウンできる。そこからの打撃も良い。だからこそ、パスを狙ってスクランブルの攻防に持ち込むべきだ。基本的にアンデウソンはガードをとってエスケープかカウンターの機会を待っている。ただ、クリスのパウンドはアンデウソンに早急に立ち上がらないといけないと思わせるに十分な力がある。そこだよ、ワイドマンが勝利を手にする機会は」
リック・ストーリー
「ワイドマンがグラウンドでポイントを稼いで勝つだろう。5Rという時間はアンデウソンのガードのなかでミスを犯さないで過ごすには、かなり長いだろうってチェール・ソネンに聞いてみればいい。でも、クリスはとても若くてハングリー。彼ならやり切るだろうね」
ジョニー・ヘンドリックス
「アンデウソンは序盤から仕掛けるファイターじゃないけど、この試合ではソレが必要になるだろう。ワイドマンは長い休息明けだから、そのアドバンテージをアンデウソンは生かし、1RからKOを狙うべきだよ。でも、試合が長引けばレスリング力をもって、若いワイドマンが試合をモノにする。ワイドマンのスタイルとスキルは、この試合では分が良いので判定勝ちするんじゃないかな」
■UFC162「Silva vs Weidman」対戦カード
<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]アンデウソン・シウバ(ブラジル)
[挑戦者]クリス・ワイドマン(米国/1位)
<フェザー級/5分3R>
フランク・エドガー(米国/3位)
シャーウス・オリヴェイラ(ブラジル)
<ミドル級/5分3R>
ティム・ケネディ(米国)
ホジャー・グレイシー(ブラジル)
<ミドル級/5分3R>
マーク・ムニョス(米国/8位)
ティム・ボッシュ(米国/10位)
<フェザー級/5分3R>
カブ・スワンソン(米国/5位)
デニス・シヴァー(ドイツ/6位)
<ミドル級/5分3R>
クリス・レーベン(米国)
アンドリュー・クレイグ(米国)
<ライト級/5分3R>
ノーマン・パーク(英国)
徳留一樹(日本)
<ヘビー級/5分3R>
ガブリエル・ナパォン(ブラジル)
デイブ・ハーマン(米国)
<ライト級/5分3R>
エジソン・バルボーザ(ブラジル)
ラファエロ・オリヴェイラ(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
セス・バジンスキー(米国)
ブライアン・メランコン(米国)
<ウェルター級/5分3R>
マイク・ピアース(米国)
デビッド・ミッチェル(米国)