【Pancrase273】佐藤天がフォートをスプリットで下し再起
<ウェルター級/3分3R>
佐藤天(日本)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
エリック・マイケル・フォート(米国)
8月に高木健太を相手にキャリア初黒星を喫した佐藤が、フォートとの再起戦に挑む。右ジャブを伸ばし左ストレートへのコンビを見せる佐藤に対し、フォートが右を放つ。右を続けるフォートが右ミドルを入れ、佐藤は左ストレートを返す。左ストレートをヒットした佐藤がボディ、フォートもワンツーを振るうが佐藤の左の勢いが上回る。左アッパーも見せた佐藤に対し、フォートは右ミドル。残り10秒で佐藤の連打、フォートは首相撲からヒザ蹴りをボディに連続で突き上げた。
2R、スタンドの打撃戦が続きフォートが右ミドル。続いて右ローを蹴り込むフォートに佐藤は右ジャブから左ストレートをヒット。左ストレートで試合をリードする佐藤は右ミドルを受けても構わずクリンチからテイクダウンに成功する。そのままサイドを取った佐藤が枕で抑え込む。フォートが足を戻すと立ち上がった佐藤は最後にガードに飛び込んだもののここで有効なパウンドはなかった。
最終回開始と同時に佐藤の右目が大きく腫れていることでドクターチェックが入る。アイポークではなく拳が当たっていたようで試合は再開される。フォートのローは急所気味だったが、そのまま試合は進み佐藤が右を入れる。さらに左を打ち込んだ佐藤は、フォートの首相撲にも離れる。左フックから組んだ佐藤は左ワキを差し、差し返されると逆側をアンダーフックしテイクダウンを狙う。ボディにヒザを入れられたフォートは態勢を入れ替えも、佐藤も押し返しボディにパンチを入れる。ケージ際での組み合いがタイムアップまで続き、判定は分れ佐藤がスプリット判定勝ちを手にした。