【TFC01】ヤン・ヘジュンも出場、キム・ジョンマンは引退試合
【写真】LFCでキャリアを積んできたヤン・ヘジュン、殴り合い上等だが、テイクダウンからトップコントロールでポイントメイクもできる――チームMAD所属らしいファイターだ (C) MMAPLANET
29日(土・現地時間)、ソウルのKBSスポーツワールドで行われるKTT主催のTOP FC 01 「Original」。オール韓国勢のラインアップには、韓国外でキャリアを重ねてきたファイターや、日本でも実績を残す選手の引退試合も含まれている。
Text by Choi Woo-Sok
韓国内では一発興業で終ったレボリューションに参戦したが、もっぱら香港ベースのLFCでキャリアを積み上げてきたNOVA MMA所属のヤン・ヘジュンは、キム・ドゥファンと対戦する。韓国MMA界#01イベントのRFCと、KTTは折り合いが悪いのは、これまでKTT勢のRFC出場がない点で明らかだ。そんななか、KTT同様にRFCを離れたキム・ジェヨンと同門のヤン・ヘジュンも韓国内ではKFCに出場することとなった。
そのヤン・ヘジュン、身長的にはウェルター級でもやっていけそうだが、ミドル級や今回のようにライトヘビー級で戦ってきた。対するキム・ドゥファンはスラム式のテイクダウンやフック中心の打撃を繰り出すパワー・ファイター、KTT所属らしくグアムのPXC、そしてUAEのCWFCで経験を積んできた。ともに先行逃げ切りタイプだが、14戦目のヤン・ヘジュンと5戦目のキム・ドゥファン、後者が先にペースに掴まなければ、経験の差が出る勝負となる公算が高い。
07年10月にプロ修斗で日沖発を破り、その後もCage Force、DEEP、戦極と日本を主戦場に戦い、2010年6月にOFCの前身マーシャル・コンバットのアーロン・スティールに勝利して以来、3年振りのファイトが引退試合となるキム・ジョンマン。キャリア4戦目の対戦相手=ハン・ソンファはリーチが長く、スタミナに優れた現代MMAファイターだ。一発の強さで、過去10年・38戦を戦い抜いたベテランは有終の美を飾ることができるか。
メインカード、オープニングを任されたのはウェルター級のキム・ハンスルとジョン・ヨンジュンだ。KTTの新鋭キム・ハンスルは190センチ近い長身からロングレンジの打撃を得意とする。グラジエイターの韓国クミ大会でプロデビューを飾った後、昨年10月に鳴物入りでスタートしながら、すぐに尻つぼみに終わったメキシコのリアリティTV形式MMAイベント=
Reto de campeones MMAに出場。セコンドなし、通訳なしというタフな状況で出場し、8人トーナメントで初戦を突破している。対するジョン・ヨンジュンは東アジア・サンボ選手権で優勝しているファイター、典型的なストライカー×グラップラーの対決と思いきや、ジョン・ヨンジョンはオールラウンダーだけに、如何にキム・ハンスルの勢いをかわすことができるかが、勝負の鍵を握ってくる。
なおTFCは北米ユニファイドルールが採用され、アンダーカードから全て5分×3R制が用いられることとなっている。
■TOP FC 01 「Original」 対戦カード
<ミドル級/5分3R>
ヤン・ドンイ(韓国)
キム・ジェヨン(韓国)
<ライト級/5分3R>
バン・テヒョン(韓国)
ファン・ジュドン(韓国)
<ライトヘビー級 /5分3R>
ヤン・ヘジュン (韓国)
キム・ドゥファン(韓国)
<フェザー級 /5分3R>
キム・ジョンマン(韓国)
ハン・ソンファ(韓国)
<ウェルター級 /5分3R>
キム・ハンスル (韓国)
ジョン・ヨンジュン(韓国)
<ライト級/5分3R>
カン・ボムチャン(韓国)
キム・ジョンス(韓国)
<フェザー級/5分3R>
グ・ヨンナム(韓国)
キム・ジェウン(韓国)
<フェザー級 /5分3R>
イ・ミング(韓国)
ナム・ギヨン(韓国)
<ライト級 /5分3R>
マイケル・アン(韓国)
チョ・ソンファン(韓国)
<ウェルター級 /5分3R>
バク・ハンビン(韓国)
イ・スチョル(韓国)