【OFC】漆谷×BJの世界フライ級戦消滅?? 待たれる正式発表
【写真】世界戦出場がなくなった漆帯康宏。彼自身はBJとレオーネの間で世界戦が行われると思っていたようだ…… (C)MMAPLANET
11日(火・現地時間)、9月13日(水・同)にインドネシアのジャカルタ、イストラ・スナヤンでOFC世界フライ級王座決定戦BJ×漆谷康宏戦が行われることが正式発表されていたが、どうやらこの一戦、行われないことになった模様だ。
ホームページにもまだ両者の対戦カードは残っているままで、正式発表はないが、先週の中ごろに漆谷の下に、ジャカルタ大会でのタイトル戦は行われなくなったという連絡が入った。漆谷には他のファイターとのノンタイトル戦が用意されるという方向で調整は進んでいるが、「BJとはタイトル戦以外では戦いたくないとは伝えました。これで試合自体がなければ、かなり落ちますね。理由が明確でないので――」と本人は語っている。
また、BJサイドもノンタイトルでアンドリュー・レオーネと対戦するという新たなオファーを受けたようだ。レオーネは5月31日のフィリピン大会で初めてフライ級に臨み、体重を落とし切れなかった。同大会で漆谷もOFCデビュー戦を迎え、レイ・ドーヨーゲンにスプリット判定で勝利している。ただ、このスプリット判定と2月のマレーシア大会で同じ相手にBJが一本勝ちをしており、二人の勝利がつり合いが取れなく、タイトル戦がなくなったという話も伝わってくる。
相手あってのMMAだけに、一本とスプリットという勝ち方の差で、タイトル戦出場の機会を奪われるのは道理に合わないが、それでも一度決定し発表までされた世界戦を撤回するのは前代未聞といえる。フィリピン大会後は決定のように語られていた8月2日の香港大会の発表もないままのOFC、今回のタイトル戦回避の件について正式発表を待ちたいところだ。