【TFC01】KTT主催大会旗揚げ、メインはミドル級韓国頂上対決
【写真】イ・ウンスのいぬ間の韓国ミドル級最強決戦=ヤン・ドンイ×キム・ジェヨンがメインとなったTFC旗揚げ戦だ(C)GONGKAKUTOGI & MMAPLANET
29日(土・現地時間)、韓国ソウルのKBSスポーツワールドで新興MMAプロモーション=TOP Fighting Championshipの旗揚げイベントTOP FC 01 「Original」が開催される。
Text by Choi Woo-Suk
M-1 KOREAこそ大会が延期されたが、先週末の22日にRFCが本拠地ウォンジュでイベントを開き、HEAT KOREAも旗揚げされた韓国で引き続き、新たに活動を開始するTFCは、その名の通り、同国ナンバーワンMMAジム=コリアン・トップチームが主催する大会だ。ジョン・チャンソンこそ離脱したが、UFCに3名の選手を送り出した同ジムの自主興行というべき同イベント、当初は日本人ファイターやグアムのPXC勢の出場も噂されたが、結局のところはほとんどのラインナップがKTT所属ファイター×非KTT所属ファイターの韓国勢同士の対戦となった。
ビッグ・ジョン・マッカーシーがレフェリーを務める同大会、RFC出場選手と同様にメジャーを目指すファイター、そして来日経験もある韓国MMA界のベテランファイターらも出場する。メインは、RFCミドル級王者イ・ウンスの長期欠場期間ということもあり、韓国ミドル級最強決定戦といっても過言でないヤン・ドンイ×キム・ジェヨンの一戦が用意された。
UFCリリース後、約13カ月ぶりのファイトとなるヤン・ドンイに対するは、昨年9月のRFCでメルビン・マヌーフに善戦し名前を挙げた元極真空手家のキム・ジェヨンだ。とはいっても、キム・ジェヨンもその後、HEAT王者のエンリケ・スギモトに判定負けを喫しており、これ以上の負けは許されない崖っぷち対決でもある。ともに打撃を主武器に戦うが、ヤン・ドンイはパワーのインファイト、キム・ジェヨンはステップワークを多用し、カウンターを得意とする。とはいっても、そこは韓国勢、足を止めての打ち合いも辞さないだけに、身長とリーチで優るヤン・ドンイ優位という見方もなりたつ。
セミは韓国MMA界初の海外でのチャンピオンとなったハン・スーファンが退役後、初めてのMMAに臨むにあたって、バン・テヒョンに改名し、ファン・ジュドンと対戦する。ファン・ジュドンは2004年からプロMMAで戦っているが、この試合が8戦目。MMAよりも韓国内のブラジリアン柔術で実績を残すグラップラーだ。
退役後のファイターとして、トルネード・ソンらにも見られた体が大きくなるという現象が見られるバン・テヒョン、DEEPや戦極のリングで見せたスピードに乗ったパンチが健在であれば、ファン・ジュドンを圧倒することが予想される。
■TOP FC 01 「Original」 対戦カード
<ミドル級/5分3R>
ヤン・ドンイ(韓国)
キム・ジェヨン(韓国)
<ライト級/5分3R>
バン・テヒョン(韓国)
ファン・ジュドン(韓国)
<ライトヘビー級 /5分3R>
ヤン・ヘジュン (韓国)
キム・ドゥファン(韓国)
<ライトヘビー級 /5分3R>
キム・ジョンマン(韓国)
ハン・ソンファ(韓国)
<ウェルター級 /5分3R>
キム・ハンスル (韓国)
ジョン・ヨンジュン(韓国)
<ライト級/5分3R>
カン・ボムチャン(韓国)
キム・ジョンス(韓国)
<フェザー級/5分3R>
グ・ヨンナム(韓国)
キム・ジェウン(韓国)
<フェザー級 /5分3R>
イ・ミング(韓国)
ナム・ギヨン(韓国)
<ライト級 /5分3R>
マイケル・アン(韓国)
チョ・ソンファン(韓国)
<ウェルター級 /5分3R>
バク・ハンビン(韓国)
イ・スチョル(韓国)