【UFC FS1 03】ジャカレと対戦岡見は、アライアンスMMAへ
【写真】入籍を済ませ、心機一転。「責任感も変わってきます」という岡見は、ジャカレ戦に向けてサンディエゴへ向かう (C)MMAPLANET
25日(火曜・現地時間)にUFCより、9月4日(水・同)にブラジルはミナスジェライス州ベロオリゾンテのミネイリーニョ・アリーナで開催されるUFC Fox Sport 1 03「Teixeira vs Bader」で、岡見勇信がホナウド・ジャカレ・ソウザと戦うことを正式発表した。
5月のクリス・カモージ戦で流れるような寝技の末、肩固めでUFC初陣を飾った元ストライクフォース世界ミドル級王者と対戦することになった岡見は、先週、入籍を済ませたばかり。3月のUFC JAPANでヘクター・ロンバードを破り、2年4カ月ぶりにオクタゴン3連勝となり、それから半年のスパンにもかかわらず、「5月のブラジル大会の行方で対戦相手が決まる」と思っていたという。
当初、ズッファ側からは8月3日のUFC163での対戦オファーを受けたが、急すぎると感じた岡見陣営では、9月での対戦を要望し、これが通った形だ。2011年8月のUFC世界ミドル級選手権試合以来のブラジルでの試合に関しても、「これだけブラジルでの大会が増えているなら、今後もブラジルでの試合は多くなるはず。ならブラジルがホームと思えるようにならなければならない」と地球の裏側でのファイトにも動じていない。
当然、岡見が警戒するのはジャカレの寝技。基本に忠実、誰もが知っている技を誰にでも掛けることができるのが、ジャカレの最大の強味だ。急激に打撃の力を付けているジャカレだけに、岡見は打撃からテイクダウンという自らの長所を生かすためにも、寝技を洗い直す必要がある。そんな岡見、今回の試合に関してはチーム・クエストでなく、サンディエゴのアライアンスMMAで2カ月に渡りトレーニングを積む予定だ。早くも7月1日に現地入りをする岡見、2度目のタイトル挑戦権獲得に向け、リスクもゲインも高いジャカレ戦に臨む。
なお同大会のメインは同州出身のグローバー・テイシェイラが、ライアン・ベイダーと対戦。いよいよタイトル挑戦を視野に入れたファイトが凱旋マッチとなる。またジェセフ・ベナビデス×ジョスエ・フォルミーガのフライ級が行われることも決定し、この一戦も次期フライ級王座決定戦の意味を持つ試合となるだろう。