【Metamoris】青木真也の現地報告第2弾、ミレニアMMA編
【写真】青木は念願だったジョージ・カラキャニャンとのトレーニングを果たした(C)SHINYA AOKI
9日(日・現地時間)にカリフォルニア州ロサンゼルスのUCLA内ポーリー・パビリオンで開催されるMetamoris Pro II Invitationalで、クロン・グレイシーと対戦する青木真也。
×クロン戦だけでなく、本来のMMAの活動を念頭に置いた調整を現地で続けている青木から、2度目の現地報告が届いた。8日(金・同)はミレニアMMAを訪れジョージ・カラキャニャンなど主流メンバーとトレーニングを行い新たな刺激を受けたようだ。青木真也からの現地報告第2弾は以下の通りだ。
<青木真也からの現地報告、第1弾はコチラから>
青木真也
「午前中からミレニアMMAへ向かい、昼のプロ練習に参加させてもらいました。ミレニアMMAで練習をしたいと思ったのは、ジョージ・カラキャニャン選手の試合を見たからです。以前からしっかりとムエタイと柔術ができていて魅力的だと感じていたのですが、直近のディン・トーマスとの試合ではトップキープのスコアリング的な試合もできている。北米スタイルの試合もできる幅の広さを見て、どのような取り組み方をし、どのような考えの持ち主なのか、その深淵の部分に触れたいという想いでした。
楽しみにしていたミレニアは、ノーギでカラキャニャンだけでなく、TPFやVTJに出場していたダレル・モンタギュー、そしてBellator MMAで戦っているサード・アワッドも一緒にトレーニングできました。3人とも、柔術寄りのノーギでもしっかりとしたテクニックを持っていて驚かされました。
【写真】決してLA中心部から近い距離にはないランチョクカモンガで、青木はクロン戦を前に勢力的に活動している。まさに近道なし(C)SHINYA AOKI
日本では米国人ファイターは、MMAとしての技術に精通しているように思われていますが、それは違うと感じました。各バーツが優れた上で、MMAも優れている。そんなイメージを僕は持ちました。そして、ここでも格闘技に近道はないということを改めて感じました。1時間、彼らとがっちりと練習したので、この日は二部練は行いませんでした。
練習後にミレニアの選手やマネージャーさんと、ファイターを取り巻く環境や練習に関して話をさせてもらったのですが、彼らもファイターとして生きていくことが決して簡単でないとのことでした。パートタイムで働いたり、レッスンすることで生活の糧を得て、懸命に練習環境を確保していました。日本も同じ、そのなかで練習環境云々を言い訳にはできない。貪欲であることが大切だと感じました。
米国で感じたことは、シンガポールや日本で感じていたこと同じで、もっと格闘技を追求したいという気持ちだけでした。このままの感覚を大切にしていきたいです。明日は、朝にトーランスにあるグレイシー・アカデミーを見学させてもらい、その後はルールミーティングや撮影の予定です。試合に向けて、しっかりと調整を続けますので、日本からの応援よろしくお願いします」
(現地報告、第3弾はコチラから)
■Metamoris Pro II Invitational 対戦カード
<20分1R=ノーギ>
クロン・グレイシー(ブラジル)
青木真也(日本)
<20分1R>
ホドウフォ・ヴィエイラ(ブラジル)
ブラウリオ・エスティーマ(ブラジル)
<20分1R>
アンドレ・ガルバォン(ブラジル)
ラファエル・ロバトJr(米国)
<20分1R>
ミシェル・ニコリーニ(ブラジル)
マッケンジー・ダーン(ブラジル)
<20分1R=ノーギ>
ブレンダン・シャウブ(米国)
ホベウト・サイボーグ(ブラジル)
<20分1R>
JTトーレス(米国)
ヴィトー・エスティーマ(ブラジル)