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【UFC98】5/23 レスナー×ミアーの再戦が正式決定

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【写真】1年3ヶ月振りの対戦となるレスナー×ミアー。今度の対戦では統一世界ヘビー級選手権試合となる

今週末、7日(土・現地時間)にオハイオ州コロンバスのネイションワイド・アリーナでUFC96を開催するズッファから、3日(火・同)、5月23日(土・同)にラスベガス・MGMグランド・ガーデンアリーナで行われるUFC98『LESNAR vs MIR 2』の対戦カードが発表された。

記念すべき100回大会を前にした、米国内最後のPPVショーのメインは、予想通りレスナー×ミアーという世界王者同士の対戦となった。

昨年11月にランディ・クートゥアーを破りUFC世界ヘビー級王者となったブロック・レスナー。対するフランク・ミアーは昨年末にアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラを下し、UFC世界ヘビー級暫定王座を獲得している。


両者は昨年2月にレスナーのUFCデビュー戦で対戦し、僅か90秒でミアーがヒザ十字により一本勝ちを手にしている。ただし、その直前の攻防で新人が元世界王者に放ったパウンドの迫力が、レスナー強しという印象を与え、その後の順調過ぎる出世街道を切り開いたとされている。

予想以上の速さでUFC最重量級の頂点を究めたレスナーに負けじと、ミアーもノゲイラ戦で苦手とされた立ち技&打撃に著しい成長の跡を見せており、前回の対戦とは全く違った攻防が見られる可能性も高い再戦となる。

既に10試合が正式決定されている同大会では、日本から岡見勇信と吉田善行が出場し、それぞれダン・ミラー、ブラウンドン・ウォルフと対戦する。岡見は待望のPPVマッチ出場となり、恐らくはUFC100でマッチアップされるTUFシーズン9のコーチ対決=ダン・ヘンダーソン×マイケル・ビスピンの勝者が、次々期挑戦者決定戦となる可能性が高いが、その両者に万が一アクシデントが発生するような場合は、繰り上げ挑戦者となることもあり得る。最もオクタゴンで成功している日本人ファイターとして、元IFL世界ミドル級王者のミラーとの戦いは、必勝の一戦となる。

なお、同大会のアンダーカードにはフィリップ・ノヴァーの名前も見られることから、一部で噂された8月のUFCアジア・ツアー(=フィリピンと日本、もしくは韓国で二大会を開催する)が実現する可能性は、非常に低くなったと思われる。

フィリピンや日本で大会を開くのであれば、彼らは欠かせないファイターだが、最近のUFCの傾向では、3ヶ月のスパンで試合を組むケースは非常に少ないこともあり、この時期のフィリピン大会や日本大会の開催は難しいと言わざるを得ない。

あるいは、秋山成勲の獲得により、デニス・カーン、キム・ドンヒョンらとともに韓国開催一本に絞る可能性も残されているUFCアジア進出だが、ランディ・クートゥアーが長らく生活の拠点としていたオレゴン州ポートランドで、ノゲイラと対戦する101回大会開催へ動きだしており、その行方はどうなることか。本日4日(木・日本時間)に韓国で行われる秋山の会見の内容も気になるところだ。

■UFC98『LESNAR vs MIR 2』対戦予定カード

<世界ヘビー級選手権試合/5分5R>

ブロック・レスナー(王者/米国)

フランク・ミアー(暫定王者/米国)

<ウェルター級/5分3R>

マット・ヒューズ(米国)

マット・セラ(米国)

<ミドル級/5分3R>

岡見勇信(日本)

ダン・ミラー(米国)

<ライト級/5分3R>

ショーン・シャーク(米国)

フランク・エドガー(米国)

<ミドル級/5分3R>

ジェームス・アーヴィン(米国)

ドリュー・マックフィールズ(米国)

<ライト級/5分3R>

フィリップ・ノヴァー(米国)

カイル・ブラッドレー(米国)

<ヘビー級/5分3R>

パット・ベリー(米国)

ティム・ヘイグ(カナダ)

<ライトヘビー級/5分3R>

ヒューストン・アレキサンダー(米国)

アンドレ・グスマォン(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>

吉田善行(日本)

ブランドン・ウォルフ(米国)

<ライト級/5分3R>

デイブ・カプラン(米国)

ジョージ・ループ(米国)

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