【BFC】4/3 噂のラテン系MMAイベント、ベラトールFC開催
米国最大手スポーツTVケーブルネットワークのESPNが、スペイン語チャンネルESPN Deportesを母体にMMAイベントの製作・中継に乗り出すことが明るみに出て4ヶ月――。Bellator Fighting Championships(ベラトール・ファイティング・チャンピオンシップス=BFC)から、その旗揚げ戦のチケット発売日前日となる2日(火・現地時間)に、イベントの公式ラインナップの一部が正式発表された。
【写真】第1回ベラトール・ファイティング・チャンピオンシップスのポスターは、エディ・アルバレス、ホルヘ・マスヴィダルと並び、ニック・ゴンザレスがプリントされている
当初、フェザー級、ライト級、ウェルター級、そしてミドル級の4階級で8人のトーナメントが6ヶ月かけて行われるという話が伝わってきたが、今回のリリースによると、12週間のトーナメントとなり、ウェルター級に関しては記載がなく、3階級で開かれる様子だ。
BFC第1回大会はフロリダ州ハリウッドのセミノール・ハードロック・ホテル&カジノで4月3日(金・同)に行われ、その模様は翌4日に2時間のプログラムでESPN Deportesで中継される。
【写真】DREAMライト級GPでは無念の決勝負傷欠場となったが、ベストバウト連発のアグッレッシブさで、日本にも確実にファンを増やしていたエディ・アルバレス (C)GONG KAKUTOGI
気になるラインナップだが、今回のリリースではフェザー級とライト級による3試合のトーナメント1回戦が発表されている。
ライト級の中心ファイターは、日本でも高い人気を誇るエディ・アルバレス、その対抗馬としてホルヘ・マスヴィダルが挙げられる。奇しくもDREAMと戦極というジャパン・メジャーで実力を認められた両ファイターが、米国ラテン系社会でのメジャーを目指すこととなった。
プエルトリコ人の父を持つアルバレス、キューバ移民のマスヴィダルの他に、メキシコのトップファイターであるダニエル・モラエス&イズラエル・ジホン、サウロ・ヒベイロの下で学ぶディエゴ・ガリーホの出場も決定。
WEC以外にもDREAMや戦極でトーナメントが行われ、フェザー級&バンタム級の強豪が出尽くした感のあるフェザー級トーナメントだが、メキシコ人ヤヒール・ヘジェス、アントニオ・ノゲイラの教え子であるペルー移民ルイス・パロミーノに加え、キャリア4戦4勝ながら、元オールアメリカン・レスラーのジョー・ソトらが参加するなど、まさにラテン語で戦士を意味するベラトールという大会名に相応しい面々が揃っている。
今回対戦カードが発表されていないBFC配下選手は、ライト級ではカナダのHFCライト級王者でデンバーのROFではウェルター級王者だったトーマス・シュルテ、フェザー級ではエリートXC世界バンタム級王者のウィルソン・ヘイスらが控えており、最後のトーナメント一枠の発表が待たれるところだ。
また、トーナメント戦以外のワンマッチが行われることも合わせて発表されており、まずはATT所属のメヒカーナ=ジェジカ・アギラーの出場が決定している。
折からのMMAブームに後押しされ、UFC&SPIKETVのリアリティTVショー形式でなく、ドキュメンタリー&トーナメント戦で新たなるファンの獲得を狙うBFC、未知のメキシカンファイターの出場や、日本でのビッグネーム、さらには米国の中堅&メジャーで活躍した選手が出場するだけに要・注目が必要だろう。
【写真】ホルヘ・マスヴィダルは戦極のマットでは本領発揮とはいかなかったが、関係者筋からは高い評価を受けていた (C)GONG KAKUTOGI
■Bellator Fighting Champhionshipsの対戦予定カード
<ライト級/5分3R>
エディ・アルバレス(米国)
ダニエル・モラエス(メキシコ)
<ライト級/5分3R>
ホルヘ・マスヴィダル(米国)
ディエゴ・ガリーホ(米国)
<フェザー級/5分3R>
ニック・ゴンザレス(米国)
ヤヒール・ヘジェス(メキシコ)
<フェザー級/5分3R>
エステヴァン・パージャン(米国)
ルイス・パロミーノ(ペルー)
<フェザー級/5分3R>
ジョー・ソト(米国)
ベン・グリアー(カナダ)
<ライト級/5分3R>
トビー・イマダ(米国)
イズラエル・ジホン(メキシコ)