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【Grandslam03】メインは「柔よく剛を制す」小見川道大が中村Jrと対戦

Michihiro Omigawa【写真】SB出場により、より打撃の強さが目立つようになった小見川。ネオ柔道を中村Jr相手に見せることができるか(C)MMAPLANET

9月12日(土)、Grandslam。13日(日)、VTJ7thと和製ケージファイティング・イベント、そして27日(日)UFC JAPANと初秋のケージ大会のカードが続々と発表されている。一度、現時点のカードをおさらいしておきたい。まずは12日にディファ有明で開催されるGrandslamの第3回大会から。

メインは自らの城、小見川道場を立ち上げ、今年に入ってからは経営&指導に専念していた小見川。7月のDEEP CAGEの梅田恒介との引退試合に続き、2カ月内インターバルでGrandslam出場が決まった。「どこで、どんなルールでも柔よく剛を制す」と豪語する小見川にとって、唯一の出場条件が『強い相手と戦いたい』ということだったそうだ。

そしてGrandslamが用意した相手は中村Jr。1月に宇野薫を破るも5月に斎藤裕に敗れており、再び世代を超えた大物越えを目指し、こちらもGrandslam初出場となる。この他、前回大会で安藤達也との激闘も惜敗、さらに4月のREALでもマラッド・エナセリに敗れまさかの連敗となった芦田崇宏が復活を賭して、幕大輔との一戦に臨む。

また、今大会には韓国からTOP FCベテランのナム・ギヨン、そしてカン・ソォンヨンという2人のバンタム級選手が来日も決まった。28歳ながらナム・ギヨンはスプリットMCで戦った経験を持つ息の長いファイター。戦績は3勝9敗1分と大きく負け越しているが、打撃を全面に押し出すハップキドー出身で、TOF FCフェザー級王者チェ・ヨングアォンが所属するノバMMAへ移籍し再起の舞台がGrandslamとなった。

また今回の来日がプロデビューとなるカン・ソォンヨンはテコンドー五段で、以前は空道・大道塾の韓国支部に所属していたこともある。韓国内の極真空手でも活躍してきた総合武道家で、TOP FCではアマチュア戦に出場してきた。今回、この両者を招聘した点について、Grandslamの相原雄一代表は以下の様に語っている。

相原雄一Grandslam代表
「今大会からGRANDSLAMでは、毎回、複数の外国人選手を招聘する予定です。海外、特にアジアの選手を招聘して大会を盛り上げたいという気持ち以上に、若い選手の育成を目的としています。『UFCに出たい』、『ONEに出たい』という大きな目標を持つことは素晴らしいです。ただし、そのためには外国人選手と肌を触れ合い、そのレベルを知る必要があると考えています。

例えば、韓国で大きく負け越している選手と戦い全く歯が立たなかったら、もうUFCどころではないのです。目標を変えるか死ぬ気で頑張るのか……。フィリピンやグアムには無名でも強い選手がたくさんいます。これからGRANDSLAMでは、そのような選手を招聘し、失礼ながら日本でそこそこ活躍している選手とカードを組んでいくのも面白いと考えています。

その第一弾として、今回は韓国人選手を招聘しますが、大きく負け越しているベテラン選手とプロデビュー戦の選手です。彼らには日本の若い選手とのマッチアップを考えています。他団体や他のイベントが外国人選手を招聘しているのとは、少し少し意味合いが違うかもしれません。これを機に、今後『外国人選手と戦いたい選手』、GRANDSLAM出場に手を挙げてもらえると嬉しいです」

■ Grandslam03 対戦決定カード

<フェザー級/5分3R>
小見川道大(日本)
中村Jr(日本)

<無差別級/5分3R>
桜木裕司(日本)
アラン・ボドウ(フランス)

<ストロー級/5分3R>
江泉卓哉(日本)
マッチョ〝ザ”バタフライ(日本)

<フェザー級/5分2R+EX>
芦田崇宏(日本)
幕大輔(日本)

<バンタム級/5分2R+EX>
大石真丈(日本)
竹本哲哉(日本)

<ウェルター級/5分2R+EX>
二ツ森敬浩(日本)
YOSUKE(日本)

<ライト級/3分2R>
小口欽也(日本)
オームラン73あきら(日本)

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