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【UFC FUEL07】手塚、フルマークの判定負けでUFC2連敗

2013.02.17

<バンタム級/5分3R>
ヴァウアン・リー(英国)
Def.3-0:30-27, 30-27, 30-27
手塚基伸(日本)

サウスポー同士の対戦は両者、慎重なスタートを切る。まず左ストレートを伸ばした手塚、リーはローを蹴り込む。手塚も左ローを返し、左ストレートでプレッシャーを与えようとする。ローから組みついてケージにリーを押し込んだ手塚だが、ボディにヒザを受け態勢を入れ替えられそうになる。

左ワキを差し上げて、押し込む手塚だがテイクダウンを奪えず、ヒザを受けそうになり距離を取りなおす。リーがパンチの連打で距離を詰めると、組みついた手塚はシングルレッグダイブにとるも、顔面にパンチを受ける。腰に手を回して手塚、再び左ワキを差すも細かいパンチを受ける。残り30秒となりレフェリーがブレイクを与えると、直後にシングルレッグを仕掛けた手塚だったが、リーが巧みなディフェンスを見せ、最後までテイクダウンを奪えないまま初回を戦い終えることとなった。

2R、横の移動を見せるようになったリーがサイドキックを放つ。前に出る手塚、パンチは届かなかったが続いて組みつくと、ディープハーフから潜る。鉄槌を落し、トップをキープするリーに対し、手塚はヒールからヒザ十字、さらにヒールを仕掛ける。ヒザを畳まれ、バックに回られた手塚は、こんどはキムラを仕掛ける。

胸を合せてダブルレッグでトップを取り返した手塚が、足関節を交えながらスクランブルのなかでトップ奪取、らしい攻めを見せる。パスを織り交ぜながらトップをキープした手塚だが、リーが残り1分40秒のところで立ち上がる。距離を取った両者、リーはローからハイを繰り出す。両手を広げ、効いてないという仕種を見せた手塚はローをキャッチしてドライブ。リーはアームロックでディフェンスを取ると、手塚が引き込みからスクランブルの攻防を狙うも、下になりすぐに立ち上がったところで2Rが終わった。

最終回、リーの右ジャブがヒット。距離をとって戦いたそうなリーだが、手塚は詰めてここでもシングルへ。ケージに押し込んだ手塚、リーはヒザを突き上げる。手塚は距離を取り直し、低いガードから左フック、そのままシングルへ。ケージを背にして倒れないリー、残り1分30秒となりレフェリーがブレイクを命じる。

すぐにワンツーからダブルでドライブした手塚、自ら距離を取るとリーがパンチで前に出てくる。ここでもシングルでリーをケージに押し込んだ手塚だが、テイクダウンを奪えないままタイムアップを迎えた。押し込んでいたのは手塚だが、打撃のヒットがない状況をジャッジがどのように判断するか。結果、手塚は0-3でUFC二連敗となってしまった。

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