【UFC FUEL07】逆転また逆転――ワトソンがTKO勝ち
<ミドル級/5分3R>
トム・ワトソン(英国)
Def.2R4分42秒by TKO
スタニスラヴ・ネドコフ(ブルガリア)
まず前蹴りを見せたワトソンに、強引なフックを振り回すネドコフ。ワトソンは組みついて、ケージにネドコフを押し込むと、首相撲からヒザ蹴りをボディに突き上げる。ネドコフもヒザを返すが、ケージに押し込まれており威力はワトソンが上だ。ヒザだけでなくエルボーを放つワトソンは、ヒザとヒジの連係で序盤をリードする。
一度は距離を取ったワトソンは、ネドコフが前に出てくると首相撲に捉えてケージへ。エルボーとヒザのコンビネーションを続ける。アッパーで距離を取りなおそうとしたネドコフだが、ワトソンはヒジとヒザを続ける。と、自ら距離を取ったワトソンはローから再び、ネドコフのパンチをかいくぐりヒザ蹴りへ。残り1分、執拗に首相撲からヒザを続けるワトソンに対し、ネドコフはアッパー、組みついてテイクダウンを奪うと、パウンドと鉄槌の連打でワトソンを追い込む。懸命にガードを取るワトソンは、パンチを被弾しながら初回を終えることとなってしまった。
2R開始直後、ネドコフの振り回すようなフックが決まり、連打を被弾するワトソン。ダブルレッグでテイクダウンを奪ったネドコフは、重いパンチを落す。ケージに背中をつけて立ち上がろうとするワトソンの足を引き寄せ、立たせないネドコフ。
2分を経過する頃、ようやく立ち上がったワトソンは首相撲でネドコフをケージに押し込み、ボディへのヒザで、動きを止める。ダウンしたかのようなネドコフは、そのままダブルレッグでごまかし、息を整える。立ち上がったワトソンはボディフックからヒザ蹴りへ。アッパーとフックを返すネドコフが、テイクダウン狙いから右フック。ワトソンは首相撲からヒザとエルボー、さらにアッパーの連打を繰り出す。
残り1分、ヒザの連打に体が揺れるネドコフは顔面にヒザを受け続けても、倒れない。ボディからアゴ先にヒザを入れ続けるワトソン、パンチの連打を見せて距離を取ると、ここでネドコフが崩れ落ちTKO勝ちが決まった。