【REAL02】芦田、バックマウント許しエナセリに敗れる……
【写真】予想以上にテイクダウンに強く、パンチを受けても前に出てきたエネセリは要所でバックを制した(C)FIGHTING GLOBE
<フェザー級/5分2R>
マラッド・エナセリ(フランス)
Def.3-0:20-19,20-19,20-19
芦田宗宏(日本)
素早い右ローを見せる芦田に対し、エナセリは右ハイをよけてパンチを放つ。左インロー、左ミドルを見せた芦田だが、エナセリは右フックで前に出て、パンチを被弾してもたじろぐことなく組みついてテイクダウンに成功する。パンチを入れながら、芦田のバックについてエナセリは、ワンフックから両足をフックしてバックマウントへ。襷掛けからRNCの機会をうかがうエナセリ、芦田は後方にパンチを入れるがポジションは戻せない。残り2分、胸を合わせた芦田だがトップを取りきれず、がぶられる。後方から腕を先に固め、足のフックに出たエナセリに対し、ようやく芦田は胸を合わせることに成功する。それでもスクランブルの展開で上を取り消えなかった芦田は初回を失った。
2R、芦田は右ローから右ハイ、ワンツーを伸ばすも組まれて前方に崩される。そのままバックマウントを狙うエナセリに胸を合わせてトップを取った芦田がパンチを落とす。エナセリのガードの中からパンチを入れ、立ち上がった芦田。エナセリがスタンドに戻ってくると、左ストレートを打ち込む。ローから左ミドル、これは空振りし右を合わされたか、芦田の方からテイクダウンを狙う。スプロールしてバックに回ったエナセリ、胸を合わせて離れた芦田は左ハイを放つ。エナセリのテイクダウン狙いを切った芦田は、距離を取り直す。すかさずテイクダウンに来たエナセリ、芦田は切って連打を入れる。残り30秒、執拗にテイクダウンを狙うエナセリを切りきれず、最後に芦田はバックを許してしまった。
打撃を入れた分、2Rを取り返したとしてもドローという状況だった芦田が、ジャッジは3者ともこのラウンドをイーブンと判断し、エナセリが判定勝ちを手にした。