【Bellator133】2time世界王者カーラン、再起戦でダニエル・ヴェイケルに敗れる……
<フェザー級/5分3R>
ダニエル・ヴェイケル(ドイツ)
Def.2-1:29-28, 29-28, 28-29
パット・カーラン(米国)
前フェザー級王者カーランの再起戦。シーズン10フェザー級T優勝のヴェイケルと対戦。慎重な立ち上がりのなか、互いにジャブやローを伸ばす。ヴェイケルはカーランのローに右ストレートを打ち込む。回ったカーランに引き続き左フックを放つと、目に指が入ったとインターバルを要求する。再開後、カーランは右ミドルを入れ、ヴェイケルの前進にローを合わせる。さらに右フックを打ち込んだカーランだが、蹴り足をキャッチされ尻餅をつく。すぐに立ち上がったカーランを再び足払いで倒したヴェイケルが、パウンドを一発落とす。
直後にカーランは立ち上がり、左ミドル。左フックに続けたカーランは、ヴェイケルの前進をステップバック。ヴェイケルの続く飛びヒザも届かない。ヴェイケルの左のパンチが大振りになったところで、カーランが右フックを当てる。僅差でカーランのラウンドとなった。
2R、ヴェイケルは前蹴りから右ストレート、右ローを繰り出す。そのヴェイケルが前に出たところで右フックを被せようとするカーランだが、今一つタイミングを合わせきれない。同じような間合いでヒザ蹴りを見せるなど、リズムの替えに掛かったカーラン。ヴェイケルはジャブのダブルからローを入れ、スッと距離を取り直す。さらに遠目の距離からヴィケルは右ストレートを入れ、左ミドルに続ける。
押され気味の前チャンピオン、右ハイキックもクリーンヒットせず接近戦で右フックを被弾する。と、残り80秒でカーランがダブルレッグでテイクダウンを決める。背中を付けたヴェイケルはハーフで抑えられ、細かいパンチを受ける。逆側へパスしたカーランに対し、ヴェイケルも足を戻すもスタンドに戻ることができないまま2Rが終わった。
最終回、ヴェイケルの右ストレート、カーランの右アッパーは共に空振りに。ヴェイケルはテイクダウン狙いをかわされたが、2度目のトライで尻餅をつかせることに成功する。寝技にこだわらないヴェイケルはスタンドに戻ると、カーランがニータップへ。これを防いだヴェイケルがダブルからドライブと、試合はテイクダウン合戦の様相に。離れてパンチを出し合い、ヴェイケルはここでもテイクダウン狙い。防いだカーランだが、足払いでバランスを崩し、パンチを被弾する。
ペースを掴み切れないカーランに対し、ヴェイケルは左右のフックをブロックの上から連打で打ち込み、直後にラウンド2度目のテイクダウンに成功する。パンチが届かないカーラン、シングルレッグをがぶったヴェイケルがヒザを頭部に入れる。手をついて防いだカーランが離れると、ヴェイケルがショートの連打を放つ。カーランも右ストレートを伸ばすが勢いが感じられない。逆に前に出るヴェイケルは、ヒザを受け流しダブルレッグを受け止めたところで試合が終了した。2Rのヴェイケルの打撃と、カーランのテイクダウンからのトップコントロールを、ジャッジがどのように判断するか。
結果、スプリットでダニエル・ヴェイケルが金星を挙げた。