【Bellator133】今更ながらMMA≠キック、シュレメンコが回転バック拳でマフーフ粉砕
<ミドル級/5分3R>
アレキサンダー・シュレメンコ(ロシア)
Def.2R1分25秒by KO
メルヴィン・マヌーフ(オランダ)
いきなり後ろ回し蹴りを見せたシュレメンコだが、マヌーフはこれをかわす。続くテイクダウン狙いもスプロールしたマヌーフは続けてスピニングバックキック、ダブルレッグを防ぐ。近い距離で戦いたくない表れのようなシュレメンコの蹴り、距離が近づくと組みに行くが、思うように寝技に持ち込むことができない。一方のマヌーフはケージに押し込まれた状態が続き、ギロチンを切りヒザを受けつつ体を入れ替えようと試みる。そんなマフーヌの脇腹にパンチを入れるシュレメンコは、距離ができるとまたも後ろ回し蹴りを狙う。
ダブルレッグを切ったマヌーフ、強烈な勢いでフックを振り回すも、これも力が入りすぎている。と、組まれてケージ際で体を入れ替えたマヌーフがフックを入れる。豪快なパンチは見られるが、ケージに押し込まれ、細かい攻撃をボディに受けるマヌーフが早くも疲れを見せるようになった。
2R、構えを変えて回転系の蹴り、パンチを見せるシュレメンコはダブルを切られ、バック拳も距離が合わない。とはいえマヌーフも距離を測り、テイクダウンをスプロールすることで動きがどんどん遅くなる。と、そのマフーヌの顔面にシュレメンコのスピニングバックフィストが直撃。マフーフは白目を剥いて、後方に倒れ込みパウンドを一発落とされたところで試合が決した。打撃決着が望まれるベラトールにあって、MMAにはキックボクシングでない打撃戦があることをシュレメンコは示し、「ベルトを取り戻したい。アレは僕のベルトだ」とリベンジを誓った。