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【Bellator208】ロシア新旧対決は疲れが目立つシュレメンコにトコフが競り勝つ

<ミドル級/5分3R>
アナトリー・トコフ(ロシア)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
アレキサンダー・シュレメンコ(ロシア)

シュレメンコがまず左ミドルを蹴っていく。さらに回転系の動きを見せつつ、右ストレートからアッパーを放つトコフに対し、シュレメンコは後ろ回し蹴りを繰り出す。さらに左ミドルを蹴ったシュレメンコに対し、トコフは右を振るいスピニングバックフィストに組んでいく。小外刈りを潰されたトコフは、クリンチでシュレメンコをケージに押し込みボディを打って右エルボーへ。互いに足技を見せ、トコフが大内刈りでテイクダウンに成功する。

背中を譲りつつ立ち上がったシュレメンコを持ち上げてテイクダウンしたトコフは、シュレメンコの立ち上がり際でハイキックを狙う。すぐに組みついたトコフが、ケージにシュレメンコを押し込み、離れてパンチを振るう。中間距離の打撃戦で左を当てて打ち勝ったトコフは、シュレメンコの小手投げを潰してヒザ、ヒジを入れて初回をモノにした。

2R、左ストレートから左ミドルを繰り出すシュレメンコに対し、トコフも右ミドルを返す。シュレメンコがパンチを振るって前に出ると、トコフもワンツーを打ち返す。と、トコフの左ローが急所に入り試合が中断される。再開後、左ミドル&スピニングバックフィストを繰り出したシュレメンコだが、ここも組みつかれてバックを許す。後方からパンチを入れるトコフが、リフトして前方にテイクダウン。すぐに立ち上がったシュレメンコのバックを取ってケージに押し込むと、自らは離れてパンチを打っていく。

回転系の攻撃が当たらないシュレメンコは、組み負けて削られ打撃も息も荒くなる。トコフも徹底した落ち込み作戦を実行するが、シュレメンコが左ミドルで反撃。パンチの間合いになると、トコフが組んで倒すまでは至らないという展開でラウンドが終わった。

最終回、左を伸ばしトコフのパンチにヒザを入れるシュレメンコは、組まれて首に手を回す。自らリリースし間合いを取りなおしたシュレメンコに、トコフのボディが決まる。シュレメンコは自ら組みを選択、ボディが効いたか。とにかく疲弊が動きに出ているシュレメンコをトコフも押し込みきれない。シュレメンコの小手投げは同体で腹這いになり、スタンドに戻る。パンチの間合いから放たれたシュレメンコのスピニングバックフィストは、またもバックを許すという結論に。

前方に崩され、立ち上がるという攻防が続くと、シュレメンコはボディロックテイクダウンを許す。立ち上がっても組まれたままでヒザを受け、崩しを受ける展開にシュレメンコは気持ちも切れたか、反撃を試みることなく試合はタイムアップを迎えた。

結果、フルマークでトコフがロシアの先人を下した。


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