【PFL2018#9】ケージレスリング&スクランブルの消耗戦でウェードがウォルトリー下し準決勝へ
<ライト級準々決勝/5分2R>
クリス・ウェード(米国)
Def.2-0:20-18.20-18.19-19
ロバート・ウォルトリー(米国)
ウェードが開始直後に左のサイドキックを蹴り込み、姿勢を崩したウォルトリーに組みついてテイクダウンからバックを取る。足のフックを外して立ち上がろうとしたウォルトリーはサイドバックから内側の足を内股のように入れ、ワキをすくってくるウェードを後方にフリップし上を取る。下になったウェードは背中を譲りつつ立ち上がり、肩を抜いて胸を合わせていく。
やがてブレイクが掛かり、両者が離れる。ウォルトリーが首相撲からヒザを突き上げ、ダブルレッグへ。ケージを背に耐えたウェードは首投げを決めてヘッドロックで抑える。ウォルトリーは足を戻し、クローズドガードを取る。背中越しに右腕を取り、左手一本で絞めを狙うウェードは両足をフック。そのままRNCに取り、腕を入れ替えて絞め続けたウェード、極め切ることはできなかったが、初回をリードし準決勝進出に近づいた。
2R、ウェードは飛び蹴りから組みつき、ウォルトリーをケージに押し込む。ボディロックの攻防で、体を入れ替えたウォルトリーだがウェードは既にうまく時間を使えている。ここもブレイクが入り、フックを振るって組んだウォルトリーに再びウェードが首投げを決める。ウォルトリーがクローズドを取り、バタフライガードに移行する。立ち上がったウェードはバックに回り込み、先に右腕を喉元に滑り込ませてから後方に倒れ込み両足をフックする。
左手の手首を掴んで絞めを防ぐウォルトリーが尻をずらすと、ウェードは肩固めに移行しようとしたが、ここでウォルトリーが胸を合わせてトップを取る。逆にバックに回ったウォルトリーが両足をフックしパンチから絞めを狙う。ブリッジするように逃げ切ったウェードが判定勝ちし、セミファイナル進出も──かなりの消耗戦となった。次はシュルチとケースのどちらと戦いたいと尋ねられ、「2人がボロボロになるまでやりやってほしい」と答えた。