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【UFC183】淡々とした試合でアルカンタラがスプリット判定勝利得る

<ミドル級/5分3R>
イルデマウ・アルカンタラ(ブラジル)
Def.2-1:29-28, 29-28, 28-29
ヒカルドソン・モレイラ(ブラジル)

ブラジル人同士の対戦はモレイラの左ローでスタート。アルカンタラは右ジャブで距離を測り、左ストレートを伸ばす。そのアルカンタラは左ハイでスリップ、バランスを崩すもすぐに立ち上がる。距離を詰めたモレイラにアルカンタラは組んでテイクダウンを狙うが、直ちに距離を取り直す。と、モレイラが勢いのあるパンチともに前進。パンチを被弾したアルカンタラが組んでテイクダウンを狙うが、逆にケージに押し込まれる。モレイラは後方へ投げを狙ったところで、アルカンタラがうまくバランスをキープしマウントを奪取する。マウント返しでトップを取り返したモレイラは残り10秒になって足関節へ。アルカンタラが冷静に左足を引き抜いたところで初回が終わった。

2R、初回と同じように遠い距離をキープするモレイラに対し、アルカンタラはハイキック、さらにローと蹴り技で切り崩すにかかる。90秒以上、手を出さなかったモレイラの左フックをステップバックしたアルカンタラは左ハイ。モレイラは頭を下げて右フックで突進、首相撲で受け止めたアルカンタラが離れて左ハイを蹴りこむ。やや動きの落ちたモレイラだが、アルカンタラはラッシュを掛けない。残り90秒、近い距離でも左ミドルハイを放つようになったアルカンタラ。モレイラは近距離でもパンチを出さず、組みに行く。スプロールしたアルカンタラのペースで試合は進み、最後もシングルレッグを潰しラウンドをモノにした。

最終回、引き続き左ハイを見せるアルカンタラ。さらに左ミドルを入れて、モレイラに前進を許さない。モレイラの右オーバーハンドをしっかりとかわし、アルカンタラが右ジャブを入れる。モレイラが組んでケージに押し込み、シングルで崩されそうになったアルカンタラはケージを掴んで防いで、注意を受ける。スタンドで試合が再開すると、いよいよモレイラのパンチが荒くなる。このままモレイラの大きなパンチにアルカンタラが距離を取るという展開が続き試合終了。結果、スプリットとなったがアルカンタラが判定をモノにした。

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