【Glory03】キリアに付け入る隙を見せず、ペトロシアン完封勝利
<GWS70キロT準決勝/3分3R>
ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)
Def.150-135:1R50-45, 2R50-45, 3R50-45
ダビッド・キリア(グルジア)
一回戦をKOで勝ち上がった絶好調のペトロシアンと、多彩な蹴りを持つ台風の目・キリアが決勝進出をかけて激突。
1R、ローキックで様子を見るキリア。ペトロシアンは前蹴りを連発。キリアはストレートを飛ばす。ペトロシアンはかわしてローキック。キリアは右、左のフックでKOをねらう前に出る。ペトロシアンは、紙一重でかわし、ヒザ蹴り。キリアは、胴廻し回転蹴り。ペトロシアンは、鋭い左ストレートを見舞い、強烈なミドルキック。さらに回り込んでローキック。キリアのフックをかわして、右フックのカウンター。そして、ヒザ蹴り、ローキック、フック、ミドルキックと的確にヒットさせてペースを握った。
2R、キリアは前へ出るが、ペトロシアンのミドル、ローキックにつかまる。前へ出てフックを打つが、ペトロシアンにかわされる。ペトロシアンは、ローキックで足を殺し、左ストレート。キリアのフックが襲いかかるが、かわして右フックをかぶせる。パンチからローキックを確実にヒットさせる。ペトロシアンの攻撃は、面白いように決まっていく。空回りをさせられたキリアも飛び込んでフックを狙うが、なかなかペトロシアンを崩すことはできない。
3R、キリアはミドルキック、左右のフックを放つが、かわされる。ペトロシアンは、ジャブからストレート。キリアのフックでバランスが崩れそうになるが、倒れないのはさすがだ。さらにキリアのフックを頭で受けて、至近距離からフックを見舞う。遠くからストレートで飛び込み、近距離だとフックの連打。かと思えば、ミドルキック、ローキック、ヒザで畳みか、まったく隙を見せない。キリアは、カカト落としやストレートを放つが、ペトロシアンのリズムが乱れることなく、そのまま試合終了。フルマークの150-145でペトロシアンがファイナル進出を決めた。