【Glory03】ラウンド終盤に強さ見せたロスマーレン、ダルベックをKO
<GWS70キロT準決勝/3分3R>
ロビン・ファン・ロスマーレン(オランダ)
Def.3R0分55秒by TKO
サニー・ダルベック(スウェーデン)
準々決勝では持ち味である圧力と回転の速いパンチでトーマスをKOしたロスマーレン。一方のダルベックは佐藤から左ストレートでダウンを奪い、番狂わせといってもいいKO勝利を収めている。
1R、サウスポーのダルベックが右の前蹴りで距離を取る。ロスマーレンは左フックから飛び込むチャンスをうかがう。右手を伸ばして左ストレートをボディに伸ばすダルベック。前に出るロスマーレンを前蹴りで止めて、右手で距離を測りながら左ストレートと左のヒザ蹴りを狙う。ロスマーレンもガードを固めて前に出るが、ダルベックをとらえきれない。ならばとロスマーレンはインローや右ハイキックと蹴り技を駆使し、ダルベックをコーナーに詰めると左フックから右! これでダウンを奪う。ジャッジ1名が9-9のドローとし、他の1人が10-9でロスマーレン、残り3名が10-8でロスマーレンのラウンドとした。
2R、右手を伸ばして前蹴りで距離を取るダルベック。ロスマーレンはしっかりと両腕のガードを固めて、インローを蹴り返してパンチで前に出る。ロスマーレンは距離をつぶして左右のフック。ダルベックもパンチの距離になるとヒザ蹴りとクリンチでロスマーレンの攻撃を遮断、左ストレートでロスマーレンをのけぞらせる。しかし終了間際、ロスマーレンが右アッパーと右フック。これでダルベックからダウンを奪い、ジャッジ5名がロスマーレンにポイントをつけた。
3R、圧力をかけるロスマーレンに左のヒザ蹴りを狙うダルベック。しかしロスマーレンの勢いは止まらず。ダルベックのボディに右のヒザ蹴りを突き刺し、組み付こうとしたダルベックに左ボディ。これでダルベックがうずくまるようにダウン。ロスマーレンが2試合連続のKO勝利で決勝戦に駒を進めた。