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【2014-2015】安藤晃司<02>「僕が今、25歳だったら気持ちがまた違った」

Koji Ando【写真】希望を持つことで得られる強さと、現実を受け止めることで体得できる強さがあることが安藤と話していると分かってくる(C)MMAPLANET

2015年、引き続き注目したいファイターの声。ソロパベル・モレイラと破りながら、次がなかなか見えてこない安藤晃司。しかし、彼にはこの状況に動じない経験と、悟りを開いたかのような現実を受け入れる精神力が備わっている。誰と戦おうが、「勝ち続けること」で活路を開く、そんな安藤のインタビュー後編をお送りしたい。

<安藤晃司インタビューPart.01はコチラから>

──では、もう既にティモフィ・ナシューヒンの研究をしているような感じですか。

「研究……、僕の場合は映像を見た感覚で対策などを練りすぎないようにしているんです。実際の感覚とギャップがありすぎると立て直せなくなるので、最初に対峙したときの感覚を大切にしています。そうしないと、感覚が狂ってきてしまうので」

──自分を磨く方を大切にしているというのもありますか。

「それは勿論ですけど、相手がどういうタイプかは一応、頭には入れておきます」

──今一度、タイトルに関してですが2連勝ですし、マネージメントサイドから挑戦に向けて動くということはないのでしょうか。

「一応、前の試合が終わったあとに次の試合はいつぐらいになるのか、それがタイトルマッチになるのか、ならないのかは聞いてもらっています。タイトルマッチになるなら、最低でも2ヶ月、3ヶ月前に教えてもらえないと準備ができないので。ゾロ戦のような期間でのオファーは止めてほしいとは伝えてもらいました」

──返答の方は?

「タイトルマッチになるかどうかは分からない。あと1試合、2試合挟んでからの可能性もあると」

──2試合と来ましたか!! 厳しいですね(苦笑)。

「よく分からない返答でした。次の試合も3月が有力なようですが、そこもあまり分からないです。まぁ、こっちから何かを言っても、それが通るモノでもないので待つしかないです」

──そこはもう、割り切るだけなのですね。

「とりあえず、意見はマネージャー経由で伝えてもらっているので。だからいきなりの変なオファーはないでしょうし、あっても受けられないです」

──3月、本音を言えば誰と戦いたいですか。

「本当に僕の中に、誰と戦いたい相手というのはないんです。チャンピオンと戦い、勝ってファイトマネーが凄く上がるなら、戦ってチャンピオンになりたいです。ただ、誰とだろうが戦わないとファイトマネーは手にできないので」

──例え次がタイトル戦でなくても、勝てば明確にタイトルに近づくという了解の下で試合が行われて欲しいです。

「僕はとにかく用意してもらった相手に勝つ。そこしか考えていないです。今は正直なところ、生活をちゃんとしないといけないというところで。勝つと負けるでは全然違うので。そういう意味では、仕事として戦う部分が強くなっています」

──……。

「でも、それってどの職種でもそうですよね。仕事の依頼が来ても断る人もいるでしょうけど、生活が懸かっている人は受けるのが当たり前です。僕もそういう立場にあるので。だから決められた相手と戦うのも当たり前のことです。もちろん、チャンピオンにはなりたいですけど、そこに拘っているわけではないです」

──希望や夢という部分で対戦相手に拘ることは?

「気持ちのなかで強いヤツと戦いたいというのは、ずっとあります。自分もそういうところで試したいというのもあります。僕が今、25歳だったら気持ちがまた違ったと思うのですが、もう30歳になりますし。そこは変わったかもしれないです」

──勝ち続けないといけない、安藤選手にとって2015年も変わりない状況が続くということですね。

「そうですね。2015年も勝ち続けられるよう一生懸命やっていきたいと思います」

<安藤晃司とMMAPLANET in 2014>

11月7日、OFC22 vs ソロパベル・モレイラ
7月11日、OFC18 vsハファエル・ヌネス
7月10日、インタビュー ハファエル・ヌネス戦前夜

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