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【OFC22】ゾロに完全勝利、安藤晃司 「次はベルトを巻いてケージを下りる」

<ライト級/5分3R>
安藤晃司(日本)
Def.3R4分21秒by TKO
ソロパベル・モレイラ(ブラジル)

サウスポーの安藤に右前蹴りを見せるゾロ。安藤は右ローを返す。前蹴りを繰り返すゾロだが、安藤は手相撲を続け下がらない。安藤の左ローに、ゾロが左ローから右前蹴り、左ジャブを伸ばす。左ローをカットした安藤は、右ジャブを伸ばす。ゾロの左ジャブに左を返す安藤だが、ゾロの左が伸びる。さらに左ローを続けたゾロは、左フックもヒットさせる。安藤はローから左ストレート、右エルボーから左フックを見せるも距離は合っていない。ゾロのハイに大きな声援が起こるが、安藤も左を入れる。

ゾロの右ヒザをボディに受けつつ、蹴り足をキャッチした安藤は右を伸ばす。ローの蹴り合いから、安藤は左ボディストレート、ゾロは左ジャブを引き続き見せる。右ミドルから左フックを放ったゾロ、安藤は下る左ローを入れる。残り1分、安藤が左ストレートを打ち込んだが会場は静かなままだ。ゾロの跳びヒザをキャッチしてテイクダウンを奪った安藤は、ゾロの立ち上がりに右ストレートを打ち込む。ゾロは右ローを入れるも、やや疲れが感じられる。ゾロ攻勢に映るも、大きくペースを握られることなく安藤は初回を戦い終えた。

2R、左ローを連続で蹴り込むゾロ、安藤は左ストレートを伸ばすとゾロの右ハイをキャッチし、パンチを入れて軸足を払いテイクダウンを奪取。すぐに起き上がったゾロだが、体の軸が乱れる場面が目立つ。安藤は左ストレートを伸ばし、右フックへ。ローキックを見せても、安藤のパンチに下がりケージ際でパンチを被弾するゾロ。首相撲からヒザ蹴りを受けてなお、安藤は左から右のワンツーを入れる。ゾロの右フックに左フックを合わせた安藤は、左フックを受けてもすぐに左を返す。

残り90秒、右から左を入れた安藤は左ショートアッパー、ゾロのローに勢いがなくなったためパンチを合わせやすくなり、左ストレートを打ち込む。下がるゾロに右アッパーを入れた安藤は、2Rを完全に自らのラウンドとした。

最終回、安藤は右ジャブ。ゾロは飛びヒザも、安藤は右フックを入れる。ゾロのヒザ蹴りにも下がらない安藤、ヒザにパンチを合わせ組んでケージに押し込む。中央に戻った両者、ゾロが左ミドルから左ローを蹴り込む。安藤は構わず右ジャブで突き放し、ダブルレッグへ。バックから胸を合わせたゾロに右フックを入れた安藤は、ローを受けても右を入れる。ゾロのヒザをかわした安藤が左を伸ばす。ゾロの攻撃を受け流すことができるようになり、安藤は左右のパンチを続ける。右フックを入れた安藤、ケージにつまったゾロにパンチを集中させる。左をボディ、顔面に打ち分けられ、完全にケージに釘づけになったゾロが右フックを受け背中を見せる。安藤は追いかけて右ジャブの連打から左ボディ、左ストレートを打ちこむ。しゃがみ込むように崩れたゾロに、サッカーボールキックを2つ入れた安藤を見て、レフェリーが割って入り試合は決した。

前に出続けた安藤が、最終的にはゾロを圧倒。完全アウェイ、実況も酷いゾロ贔屓のなか完全勝利を収めた安藤は、「2R目はゾロ選手が嫌がっていたので、3R目に勝負を賭けました。次、どうしようかな……、あのねぇ……、できれば僕がこのままケージのなかに入る時はチャンピオンと対峙しておきたい。そして、ケージを下りるときは僕の腰にベルトが巻かれていれば、それが最高だと思う」と勝利者インタビューで語った。

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