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【PFC12】バダード、白熱のメインを制し新王者に

Jeff Bedard (C) MMAPLANET■メインイベントPFC世界バンタム級選手権試合/3分5R
[挑戦者]ジェフ・バダード(米国)
Def.3R2分42秒/ノースサウスチョーク
[王者]ショーン・クラッサイク(米国)

【写真】トップキープに優れた肉体派バダード。5月8日の次々回大会では、日本の大石真丈の挑戦を受けるという話も伝わってくる (C) MMAPLANET

1月22日(木・現地時間)、カリフォルニア州リムーアのタチ・パレス・ホテル・カジノで行われたPFC12『High Stakes』。メインで予定されていた初代PFC世界フライ級王座決定戦は、ランバー・ソムデートが直前の欠場となり、試合はキャンセルに。今大会のメインは、ショーン・クラッサイクとジェフ・バダードによるPFC世界バンタム級選手権試合にスライドする格好となった。

バダードの左ミドルを掴んだクラッサイクがテイクダウンを狙うも、すぐに立ち上がったバダードがクラッサイクを押し倒す。トップを奪ったバダードに対し、クラッサイクはガードからアームロックを狙いつつ、スイープを仕掛けていく。


これを察知したバダードがバックを奪うと、前転するようにクラッサイクはバダードの足を抱え、足関節へ。立ち上がって押し潰そうとするバダードに、クラッサイクがアンクルホールドへと移行したところで1Rが終了した。

2R、クラッサイクがけん制のジャブからパンチを放っていくと、バダードはサイドからバックを窺う。これに呼応したクラッサイクはオモプラッタのようなかたちでマットに這わせるよう、バダードの身体を流していく。

だが、ここでもクラッサイクの仕掛けに素早く反応したバダードは、トップを奪取。それでも動き続けるクラッサイクは、アームロックを狙い、積極果敢に腕十字への移行を試みる。

3Rになると、クラッサイクの突進を腰を落として受け止めたバダードが、すかさずバックへ。またもクラッサイクは足関節を狙っていくが、勢いに欠ける。余裕をもって、クラッサイクの仕掛けを防いだバダードは、直後にサイドポジションを奪取。エルボー、パウンドを落としながら上四方へとポジションを進め、最後はノースサウスチョークで一本勝ち。バダードがメインらしい熱戦を制し、PFC世界バンタム級王座を奪った。

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