【Nexus21✖PFC24】中堅戦は遠藤来生が地力勝ち。拳勇を判定で下し、対抗戦は1勝1敗のタイに
【写真】DEEPでの敗戦を受けて、首都圏でリベンジ。破顔一笑となった遠藤 (C)MMAPLANET
27日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスで開催されたNEXUS21✖PFC24。同大会内でネクサスと北のMMA=PFCの対抗戦3試合が組まれた。ここでは遠藤来生✖拳有の中堅戦の模様をお届けしたい。
<NEXUS X PFCライト級/5分2R>
遠藤来生(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18
拳勇(日本)
遠藤の右ローをかわした拳勇が、右ローから右ハイを繰り出す。遠藤が右ミドルハイ、拳勇は鋭い左ロー、続いて後ろ回し蹴りを繰り出す。スイッチした拳勇がオーソに戻し左ジャブ、遠藤は右ミドルハイも右ローを蹴られる。
リーチの差を生かして戦う拳勇だが、至近距離にはステイできず、パンチを見せあった直後に遠藤が組んでバックに回る。
拳勇は正面を向くと、押し返し遠藤を突き放す。右を振り、蹴り筋の変わる蹴りを放った遠藤はジャブをかわして左フックを当てる。拳勇は飛び込んで右、左ミドルを蹴る。遠藤も飛びあげるようなハイからローに続き、右ストレートをヒットさせ拳勇が姿勢を乱す。
さらに遠藤はテイクダウンのフェイクから左フックをヒットさせ、拳勇がマットに手をつく。懐に入られると拳の勝負で劣勢の拳勇は、離れた距離で左ミドルも遠藤がブロックし時間に。2つのパンチで拳勇のバランスを崩させた遠藤が初回をリードした。
2R、拳勇の左の蹴りに左オーバーハンドを合わせていった遠藤が、組んでケージに押し込む。キムラクラッチで耐える拳勇、遠藤は細かいヒザを見せ──時間をかけてワキを潜るとバックを取る。
拳勇は胸を合わせて、離れ窮屈な姿勢で左ハイを蹴る。離れてタイミングを測った拳勇、遠藤は気にせず近い距離で圧力を掛けていく。拳勇は回って間合を取り直すが、遠藤が左を見せて組みつきケージに押し込む。
両差しで体を入れ替えた拳勇、残り1分を切って遠藤が押し返し払い腰でテイクダウンを決める。サイドで抑え、ニーインからマウントを狙った遠藤は背中を見せた拳勇からスタンドながら両足をフックしていく。
落とされそうになり足を取って前転すると、拳勇が背中取られたままスタンドへ。遠藤は自ら着地して向き合う。ここで拳勇がハイキックを狙い、遠藤は怯まずパンチ勝負に。
拳勇が再び左ハイを繰り出したところでタイムアップ──ジャッジ3者とも遠藤につけ、対抗戦はPFCが1勝1敗に追いついた。