【PFC】「Open a crack in J-MMA」プロ化初年度を終えた山本喧一PFC代表に訊いた──2019年と2020年
【写真】2019年4度目の大会を12月22日に行ったPFC(C) PFC
22日(日)に札幌区西区のコンカリーニョで年内最終戦となるPFC番外編「やれんのか! 2019」を開催したPound 4 Pound championship。
メインのライト級トーナメント決勝戦では渡辺トシキが、本戦ドローから延長戦で新名正啓を判定で下しライト級王者に輝いた。セミではPFCのエースと読んで過言でない西川大和が、ミドル級の青龍と無差別級を戦い右ハイキックより92秒でKO勝ち。この他、バンタム級王者でPFCレギュラーといえる青森の小倉卓也も上荷大夢をしっかりとRNCで仕留めていた。
4月7日の第20回大会からプロ化したPFCは7月、9月、そして今大会と2019年に4度のイベントを行った。ここでは山本喧一代表にプロ活動初年度を振り返ってもらい、明日から始まる2020年の展望を語ってもらった。
山本喧一
「プロ化した本年度、PFCから外の試合に出場した西川大和、遠藤来生、山本空良、黒石大資選手の活躍などにより、その他の北海道PFCファイター達も勇気と希望を大いに与ええられました。この点こそ、プロ化元年の追い風といえ大満足しております。
特に西川大和の活躍は、北海道全土や中央に激しい刺激と衝撃を与えるモノになったと思います。今年の4大会でバンタム級、フェザー級、ライト級のトーナメントを行い、各階級に新チャンピオンが誕生し、イベントとしても中央で活躍する選手達の刺激と相まって毎大会フルハウスの満員御礼で大盛況でした。
道外、道内と選手達が刺激し合ったプロ化元年のPFCは大いに盛り上がったと言えます。私が北海道に来て9年、今年ほど北海道に本物のMMAカルチャーが誕生したことを痛感した年は御座いません。来るべく2020年はPFCに残って試合をする選手と、道外、中央や世界に出て勝負する選手達が更に刺激を強くしあい、PFC全体の底上げを果たしたい所存です。それこそがPFCのブランディングを強化し、業界全体の底上げに貢献できることだと考えております。
そういった意味合いでも2020年は勝負の年です。だからこそ勝負が出来るファイター達の更なる活躍が必須と考えており、勝負が出来る準備が整ったファイター達が中央と北海道の間にある壁に風穴を開け、風通しを良くして行かなけなりません。提携しているFighting NEXUSさんを筆頭に他団体と交流を深め、年末までには何処かのメジャー団体へ北海道から選手を送り込みたいです。
今後も北海道PFCファイター達が業界活性化の立役者になれるよう──そして日本のMMA界を面白く出来るように選手育成に力を入れ、PFCに関わる全ての選手のサポートを更に強化してまいる所存です。その結果、日本全土はもとより世界のファイター達がより一層北海道PFCを注目して貰えるよう努めます」
■ PFCやれんのか! 2019試合結果
<ライト級T決勝/5分2R+1ex>
渡辺トシキ(日本)
Def.ExR 3-0
新名正啓(日本)
<無差別級/5分2R+1ex>
西川大和(日本)
Def.1R1分32秒by KO
青龍(日本)
<バンタム級/5分2R+1ex>
小倉卓也(日本)
Def.1R1分42秒by RNC
上荷大夢(日本)
<ヘビー級/5分2R+1ex>
関野大成(日本)
Def.2R1分24秒by KO
ズールaka殺人トトロ(日本)
<バンタム級/5分2R+1ex>
千葉嘉大(日本)
Def.2R1分24秒by RNC
DAIKI(日本)
<バンタム級/5分2R+1ex>
ジミー西(日本)
Def.1R3分31秒by 腕十字
石田祐司(日本)
<ミドル級/5分2R+1ex>
若原慧(日本)
Def.1R4分21秒by TKO
KAZUKI(日本)
<ライト級/5分2R+1ex>
河永重春(日本)
Def.3-0
中島光陽(日本)