【SAMBO & BJJ】組み技の秋・到来。サンボ世界大会とヒクソン・グレイシー杯柔術が千葉と東京で開催!!!!
【写真】サンボとブラジリアン柔術、柔道を軸に従弟のような2つの組技トーナメントが今週末から千葉と東京で見られる。サンボは700名が参加、柔術では世界王者兄弟ギィ&ハファのメンデス兄弟が出場する (C)MMAPLANET
明日22 日(金)から24日(月・祝)にかけて、千葉県と東京都で注目の組技大会が開催される。
22日から23日(日)まで千葉県成田市の中台運動公園体育館では世界70カ国から600人の選手が集まり、2014 World SAMBO Championship Japan(世界サンボ選手権大会)が開催される。初日と2日は男女スポーツサンボ、最終日は男子コンバットサンボの世界一が決まる。
日本でサンボの世界大会が開催されるのは1996年以来、実に18年振り。コンバットサンボの世界大会は初開催となる。絞め技がなく、足関節というイメージが強いサンボだが、投げ技にもサンボ特有の動きは多く──また旧ソ連勢の相変わらずの強さと、それぞれの国、ファイターによっては様々スタイルが楽しめる。投げの関節技の知恵の輪のような攻防はサンボならではだ。
ヘッドギア、レガース、MMAグローブ装着で直接打撃有りのコンバットサンボは、サンボ着用のMMAといっても過言でない。近年では出場選手のレベルが上がり、サンボというよりも現代MMAに近い技の流れも増えてきているという。そんななかで道着があることで、独特の動き、特にダイナミックな投げ技が見られるのもコンバットサンボの特徴だ。この機会を逃せば、いつ日本で世界最高峰のサンボが見られるのか分からない。ぜひとも、足を運ぶことができるMMAファンは──観戦料無料──生観戦をおススメしたい。
初日がサンボ世界大会と重なるが、2日目=24日まで東京都渋谷区の東京体育館では、ヒクソン・グレイシー杯国際柔術大会2014が開かれる。
2000年にLAでスタートした同大会は、2008年よりJJFJ主催大会として日本での開催が恒例となっている、同トーナメントの特徴はなんといっても、豪華外国人柔術家の参加だ。今年も世界柔術ライトフェザー級&フェザー級を制したギィ&ハファのメンデス兄弟が揃ってエントリーする。これで5度目のヒクソン杯出場となるモダン柔術のパイオニア兄弟は、これまでずば抜けた強さを──彼に挑戦するためにエントリーしてきた日本の黒帯柔術家に対し、いやというほど見せ続けてきた。
兄弟揃って世界柔術を4度制したメンデス兄弟の妙技をその目で見る機会を──見逃す手はない。22日(土・現地時間)にはブラジルのリオデジャネイロでコパ・ポジオ、LAではメタモリス。そして国内でもサンボ世界大会にヒクソン・グレイシー杯と、今週末は組技の秋を堪能できる。ストリーミング後にライブで、もしくはライブ観戦が終わった後で、ストリーミングを改めて楽しむのも手だ。
柔術は知っていても、サンボには馴染がないという方には、サンボ世界大会のプロモーション映像を是非チェックのこと。