【写真】物凄くライティングが悪く、しかもまだ映りがマシだったポジが見つからず、スキャンしたら、こんな感じになってしまいましたが……。バンビは本当に可愛いキックボクサーでした。右はモーリス・スミスのマネージャー、カーク・ジャンセン。懐かしっ!! (C)MMAPLANET

Pankration : Return of the Gladiators
@ワシントン州リンウッド、エドモンズ・コミュニティカレッジ・シービューズ体育館
「UFCがズッファ体制となる3年前。マット・ヒュームは残酷ショーでなく、スポーツとしてのMMAの普及を目指し、地元ワシントン州でプロアマ・イベントを開催していた。体育館に自ら椅子を並べ、リングの設置も手伝っていたマットと盟友ハルさんの教え子や周囲のジムから18名の選手が出場。5試合のMMA（パンクレーション）と3試合のキック、そしてジョシュ・バーネットが出場したグラップリングマッチがこの夜のラインナップだ。マットの奮闘を伝えたくて現地を訪れたが、僕が仕事を貰っていた格通からの指令は『バンビのインタビュー』一点集中だった。女子キック・ワシントン州選手権で113秒KO勝ちをしたバンビは本当に可愛いキックボクサーだった。だけど、『サンタのコスチュームを買って、着させて』とか『バナナを食べさせろ』って指示は、もう完全セクハラ級でしょ。サンタのコスプレなんて、試合後に頼めるわけがない。でも、後者は実行した。結果、編集部からは『そっちは振りだった』とお叱りを受け、写真はお蔵入りに……。質問の締めは『彼氏はいますか?』。格闘技雑誌を創るにもバカができた楽しい時代だった」

on this day in──記者生活20年を終えようという当サイト主管・髙島学がいわゆる、今日、何が起こったのか的に過去を振り返るコラム。自ら足を運んだ取材、アンカーとして執筆したレポートから思い出のワンシーンを抜粋してお届けします。

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