【UFC180】メキシコ人対決を制したペレスがTUF Latin Americaバンタム級ウィナーに
<TUF Latin Americaバンタム級決勝/5分3R>
アレハンドロ・ペレス(メキシコ)
Def.3-0:29-26, 29-26, 28-27
ホセ・キニョネス(メキシコ)
キニョネスは構えをスイッチしながら前後左右に細かくステップ。ぺレスもローを蹴ってダブルレッグに入るが、キニョネスはグラウンドに持ち込ませない。逆にぺレスのバックをうかがいつつ、距離が離れるとペレスの蹴り足をキャッチしてテイクダウンする。ぺレスはケージを背にして立ち上がり、上体を振ってプレッシャーをかけながらジャブ、右ストレート、左ボディ。キニョネスの前足にローを集めて、そこから顔面へのパンチにつなげる。キニョネスも右ストレートを見せるが、ぺレスもすぐさま右フックを叩きつける。
2R、パンチで飛び込むぺレスに左フックを合わせるキニョネス。ジャブから右フックにつなげて、ぺレスのヒザ蹴りをもらっても下がらない。さらに足払い気味のローでキニョネスをマットに転がし、立ち際にパンチを狙う。距離を取ったキニョネスもスイッチを多用し、歩くように左右のパンチを打ってヒザ蹴り。ぺレスの前進・攻撃をステップでかわし、リーチ差を生かしたジャブ・右ストレートを当てる。
3R、左フックから連打をまとめて一気に前に出ていくぺレス。組みの攻防になるとキニョネスの後ろに回り込み、豪快なジャーマンスープレックスで投げ捨てる。そのままペレスがRNCを狙うが、キニョネスも腰をずらして反転して脱出。ハーフガードでトップキープし、肩固めを狙う。ここでトップキープしようとしたキニョネスがぺレスに頭突きをしてしまい、ぺレスにドクターチェックが入った後、レフェリーはぺレスに減点2を通告。ポイントでは大きなハンデを背負ったキニョネス。スタンドでの再開後、すぐにぺレスをテイクダウンしてパンチとヒジを落とす。終了間際、スクランブルの攻防からギロチンを狙ったキニョネスだったが極めきれない。
減点の影響もあり、ぺレスが大差の判定勝利でTUF Latin Americaバンタム級ウィナーに就いた。