【OFC19】鈴木信達 「ファーストコンタクトで自分の長所を」
【写真】身長差もあり、フェイスオフではチャンピオン鈴木を見下すような視線を送っていたベン・アスクレン (C)MMAPLANET
いよいよ明日29日(金・現地時間)に開催が迫ってきたONE FC19「Reign of Champions」。セミでベン・アスクレンの挑戦を受けるOFC世界ウェルター級チャンピオン、鈴木信達も無事計量を終えた。挑戦相手と向かい合い、鈴木は何を感じたのか。直前インタビューをお送りしたい。
――いよいよベン・アスクレン戦が明日に迫ってきました。体調の方はいかがですか。
「昨日も11時には爆睡して、7時ぐらいまで眠れましたし、体調は良いです」
――実際にアスクレンと向かい合い、どのようなことを感じられましたか。
「まぁ、何も感じなかったですね。独特の怖さも感じなかったです。いつも通りですね」
――セコンドの片岡誠人さんが笑っていますが……。
「実は最後にアスクレン選手に英語で話しかけられたんですが、『ベルトを俺にちゃんと渡せよ』っていうようなニュアンスだったのに、あんまり分かっていなくて『イエス』って返事をしてしまいまして(笑)。何だ、コイツって顔を向こうもしていましたね」
――ハハハハ。それで怪訝な表情を浮かべていたのですね。アスクレンはギリギリまで体重を落としており、減量が厳しそうにも見えました。
「まぁ、でも五輪レスラーですから、ウェイト・コントロールも完璧だと思います。試合の時には万全な形に持ってくるはずです」
――2週間前に専門誌でインタビューをさせてもらった時より、勝機は増えたでしょうか。
「そうですね、ぶっちゃけ変わらないです。2週間程度で変わるほどの相手ではないので。ただ、間隙をつくような形で勝ちには行きます」
――スパーリング・パートナーを務めてくれた鈴木JAPAN選手を相手にした練習内容では、上達したようには感じられましたか。
「タイミングや距離感だとか、空間の把握はよくできたと思います。そこを生かすことができればと思います」
――腹狙いは変わりありませんか。
「それしかないと思います。ただ、試合は流動的、そして能動的に動きますから、出たとこ勝負というのもあります。カウンターで合わせられるなら、カウンターでバッチリと合せてしまって良いですし。その辺は試合の流れのなかで組み立てていこうと思います。ただ、一番大切なのはファーストコンタクトだと思うので、ファーストコンタクトで自分の長所を相手に印象づけられれば、勝機は少しずつ上がってくるので、そこは意識したいです」
――アスクレンは見るからに余裕あり気な雰囲気でした。
「まぁ、正直なところ自分のことなど舐めてらっしゃるんだと。一流の選手なのでパフォーマンスという部分もあるとは思いますが、少しでも心の緩みのようなものあれば、勝機が一つ増えると思うので、舐めてもらった方が良いですね」
――100分の一を百にするファイト、期待しています。
「必ず百にしてみます」
■ OFC19対戦カード
<OFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
青木真也(日本)
カマル・シャロルス(イラン)
<OFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
鈴木信達(日本)
ベン・アスクレン(米国)
<OFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
大石幸史(日本)
ジャダンバ・ナラントンガラグ(モンゴル)
<ライト級/5分3R>
ロジャー・フエルタ(米国)
クリスチャン・ホリー(英国)
<フェザー級/5分3R>
エウベウ・バーンズ(ブラジル)
田中半蔵(日本)
<フライ級/5分3R>
デェダムロン・ソーアミュアイシルチョーク(タイ)
アリ・ヤコブ(マレーシア)
<ライトヘビー級/5分3R>
ジェイムス・マックスウィーニー(英国)
クリスチアーノ上西(ブラジル)
<キャッチウェイト/5分3R>
ヴォーン・ドネール(フィリピン)
モハメド・ワリッド(UAE)
<女子フライ級/5分3R>
アン・オスマン(マレーシア)
アナ・フラトン(米国)