【UFN48】メインはキック多用のビスピンがボディ効かせ、フックの連打からヒザ蹴りでカン・リー倒す
<ミドル級/5分5R>
マイケル・ビスピン(英国/8位)
Def.4R0分57秒by TKO
カン・リー(米国)
左ミドルを飛ばすカン・リー。さらに右ローから右ストレートを狙って前に出る。ビスピンは左ジャブを伸ばすが、右フックを被弾し、左ミドルを入れられそうになり左へ回る。今度は右ミドルから、左ボディストレートを入れたカン・リーが、スピニングバックフィストへ。立ち上がりはカン・リーが、ペースを掴んだ。ビスピンは後ろ回し蹴りを見せ、右ストレートを伸ばすも、踏み込みに勢いが感じられない。
カン・リーは右ローから左ロー、さらに左ミドルを入れる。ビスピンの右ハイをブロックしたカン・リーが、左ストレートを狙う。カン・リーは左ミドルを続けるが、左ハイへの布石か。残り1分を切り、ショートコンビを見せたビスピンが足を使いながら、パンチを入れる。と、ビスピンはローが急所に入ったとアピールし、試合が一時中断する。すぐに再開するや、ビスピンが左右のハイキック。スピードが上がってきたビスピンは、左を打ち込んで右につなげる。序盤はカン・リー、終盤はビスピンという初回、ジャッジはどのように判断しただろうか。
2R、ストレートを伸ばすビスピン、肩から入ったカン・リーが左ミドルを入れる。目に指が入ったとアピールするカン・リー、右目を瞑っているが、レフェリーは流す。ここでパンチを集中したビスピンが、パンチの連打から首相撲+ヒザと猛攻を仕掛ける。距離が命のカン・リーが左目一つでは翼の片方をもぎ取られたも、同然だ。左目の周囲もカットしているカン・リーにドクターチェックが入る。
再開後、ヒザ蹴りを繰り出したビスピンに、カン・リーが後ろ回し蹴りを見せる。ビスピンも珍しく回転系の蹴りを多用するなか、カン・リーの左ミドルにビスピンが右を合わせる。と、カン・リーのサイドキックがビスピンの急所に。再開後、カン・リーは左ミドルを放つ。ビスピンは右ストレート、左回りを続けアウトからパンチを伸ばす。
3R、カン・リーの左ミドルに左ハイを返すビスピン。カン・リーの右フックに力が入っている。と、スピニングバックキックを見せたカン・リーだが、右ストレートを受けてケージまで下がる。パンチも蹴りも継続的に見られるが、互いに単発の動きが多くなってきたなか、ビスピンが左ジャブから距離をコントロールするようになる。後ろ回し蹴りで突き放すカン・リーに対し、ビスピンは右を伸ばす。
ビスピンはワンツーから左ハイ、右フックから左右のフックとコンビネーションを見せる。右ストレートから、ショートのコンビを再び繰り出しだしたビスピン。カン・リーは左ミドルを返す。右ハイをブロックしたビスピンが右ストレート。ボディを受けケージ際で止まったカン・リー、ビスピンの打ち疲れか、手数は多くとも緊迫感のない乱打戦の様相を呈してきた。
4R、右ボディで動きが止まったカン・リーに、ビスピンが左ボディ、左ハイをヒット。さらにショートフックの連打からボディフック。最後はカン・リーの頭を押さえて左ヒザを突き上げると、カン・リーがダウンする。ビスピンがパウンドをまとめて、勝敗が決した。