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【UFC】日本人UFCファイター、勝負の夏へ

2月にさいたまスーパーアリーナで行われたUFC JAPANに大挙出場した日本人UFCファイター。あれから3カ月半が経過し、契約下にある多くの選手の次回大会出場が決定しつつある。ここでは今後の日本人選手のUFC出場をまとめてみた。

まずUFC2連勝中の日沖発が、6月22日(金・現地時間)にニュージャージー州アトランティックシティ、レベルカジノで行われるUFC FX03に出場し、リカルド・ラマスと対戦する。日沖は4月の米国出稽古後、名古屋のALIVEで調整を続け、現在も追い込みの最中で、これからクールダウンに入って渡米に備える。

続いて7月7日(土・同)のラスベガスMGMグランドガーデン・アリーナ=UFC148 で、福田力×コスタ・フィリッポウが組まれている。福田はこの試合のため、現在はAKAでトレーニングを積んでいる。その4日後の11日(水・同)にサンノゼのhpパビリオン大会=UFC Fuel04では田村一聖が2度目のUFC出場を果たし、強豪ハファエル・アスンソンと戦う。

21日(土・同)のカナダ、カルガリー大会=UFC149には秋山成勲が出場予定だったが、負傷欠場。8月に入ると、4日(土・同)LAのステイプルセンターで行われるUFC FOX04では小見川道大が、1月以来7カ月振りの復帰戦を迎える。対戦相手はTUFシーズン5準優勝のマニー・ガンバーリャン。LAのアルメニア・コミュニティから大勢のサポーターが詰め掛けることが予想され、小見川にとっては完全アウェイでのファイトとなる。

翌週11日(土・同)のUFC150=コロラド州デンバー、ペプシ・センター大会では岡見勇信がルイス・カーニと対戦、また光岡映二もフェザー級に落とし、これもライト級からの転向組ニック・レンツとの試合でUFC初白星を目指す。

この他、水垣偉弥が同大会、もしくは9月1日のUFC151出場で対戦相手もほぼ固まっている模様。正式発表を待ちたい。現在、発表されている限りで日沖、福田ともにプレリミナリー出場。2連勝中の日沖は、7月のタイトル挑戦を避けつつ、早い時期での試合出場を望んだことを受け、既にメインカードが固まっていたFX04で戦うことになったため、プレリミに組み込まれた様子だ。

タイトル挑戦という部分では、メイン出場でダスティン・ポイエーを下したジョン・チャンソンが、日沖がラマスに勝ったとしてもリードすることになるだろう。ただし、日沖のUFC出場は、イコール対ジョゼ・アルドへの挑戦ではなく、本人はメインカードかプレリミ出場かも把握しておらず、「第一試合が一番いい」という発言も聞かれるほどだ。

初夏から夏の盛りに向けて、試合出場が続く日本のUFCファイター。ベラトールでは苦戦が続いているだけに、日本のトップとして結果を出して欲しいところだ。

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