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【UFN48】安西信昌、マカオでUFCデビューへ。対戦相手は柔術家、11勝0敗のアルベウト・ミナ!

Shinsho Anzai【写真】初のウェルター級での試合がUFCとなった安西信昌。大応援団がマカオにも来襲するか(C)MMAPLANET

14日(木・現地時間)、KOPミドル級チャンピオン安西信昌が23日(金・同)にマカオのザ・ベネチアン・リゾート内コタイ・アリーナで開催されるUFN48「Bisping vs Le」でオクタゴンデビューすることが発表された。

6月29日に川村亮を破り、ミドル級王座を獲得した安西。その直後に王座返上、ウェルター級転向、そしてUFCを目指すことを公言していた。シェルドン・ウェストコットの欠場により、アウベウト・ミナを相手に予想外の早さでUFC初陣が決まった安西はレスリング・ベース、そのテイクダウン能力は日本で出稽古を行った――同大会にも出場する――キム・ドンヒョンを認めるところだ。対するミナは香港在住、現在では現地のメガジム=EPIC MMAの所属するブラジル人ファイターで、MMA戦績は11勝0敗。

元は柔術界の講道館グレイシーバッハ所属で、2008年より英国ロンドンにベースを移し、欧州のグラップリング会で数々の成功を収めてきた。同時にCage RageやUltimate Challenge MMAなどでMMAでもキャリアを重ねてきた。昨年11月に東京で開かれた2013アジア国際柔術でも香港より来日し、黒帯マスター・ミディアムヘビー級で金メダルを獲得しているので、ひょっとすると日本で彼の雄姿を見たファンもいるかもしれない。そのMMAスタイルは長いリーチを生かしたやや粗いスタンドから、テイクダウン→ポジション→サブミッションという従来の典型的な柔術出身MMAファイターといえる。

初めて階級を落して戦う安西にとって、減量というクリアしないといけない点もあるが、ウェルター級で戦ってなお、相手の方がリーチがある点は注意したい。ただし、ウェルター級転向により、よりスピード&踏み込みが増せば安西はミナをテイクダウンできる。逆にテイクダウンを切ることで、ミナが引き込むことも考えられるので、決して分の悪い相手ではない。とにかく、テイクダウンの攻防で優位に立つことで勝機を見出したい安西だ。

■UFN48対戦カード

<ミドル級/5分5R>
マイケル・ビスピン(英国)
カン・リー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
タイロン・ウッドリー(米国)
キム・ドンヒョン(韓国)

<ライト級/5分3R>
ジャン・リーポン(中国)
ブレンダン・オライリー(豪州)

<フェザー級/5分3R>
ニン・グォンユ(中国)
ヤン・ジェンピン(中国)

<ウェルター級/5分3R>
ワン・サイ(中国)
ダニー・ミッチェル(英国)

<ウェルター級/5分3R>
安西信昌(日本)
アウベルト・ミナ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ローラン・デローム(カナダ)
佐々木憂流迦(日本)

<ウェルター級/5分3R>
ワン・アンイン(中国)
コルビー・コビントン(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
エリザベス・フィリップス(米国)
ミラナ・ドゥディエヴァ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
ヤオ・ジークイ(中国)
ロイストン・ウィー(シンガポール)

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