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【Pancrase259】新ミドル級KOP安西信昌 「ウェルター級でUFCへ」

Anzai

【写真】タイトル獲得を決めた安西は、ケージに駆け上がり勝利を応援団にアピールした (C)MMAPLANET

29日(日)東京都江東区のディファ有明で開催されたPancrase 259。メインで安西信昌が川村亮を破り、キング・オブ・パンクラシスト・ミドル級チャンピオンの座に輝いた。

<KOPミドル級選手権試合/5分3R>
安西信昌(日本)
Def.1R2分52秒 by TKO
川村亮(日本)

試合前から大・安西コールで、ある種異様なほど盛り上がる館内が試合開始早々、さらにボルテージが上がった。安西の右フックが川村を捉え、尻餅をつかせる。そのままパウンドで猛攻を仕掛けたチャレンジャーだが、立ち上がった王者をケージ際に追い込んでの打ち合いのなか、逆に右フックを被弾し後退を余儀なくされる。

それでも態勢を整えた安西は乱打戦のなかで首相撲からヒザを蹴り上げるなど、主導権を握る。川村も打ち合い上等のファイトのなかでフックをヒットさせ、安西はテイクダウン狙いへ。逆にケージに押し込まれた安西だが、川村がハイキックを空振りしてバランスを崩すと、グラウンドコントロールから鉄槌&パウンドを落す。

そして川村が立ち上ったところで右フック一閃。腰が砕けた川村にパウンドを連打し、レフェリーストップに。12代ミドル級KOPに輝いた安西はベルト体感直後に「このベルトを返上して、ウェルター級に階級を変更します」と語り、ウェルター級でUFC挑戦という目標を持つことを明らかにした。

パンクラス酒井代表はこの王座返上にも「面白いですね。2階級制覇、ウェルター級KOPを狙って欲しいです」と語っている。王座奪取→UFC挑戦へ向け、タイトル返上と階級変更というMMAファイターとしてキャリアのターニング・ポイントを迎えた安西信昌。その試合後の共同会見の様子を以下にまとめた。

――おめでとうございます。

Last Shot【写真】試合を事実上決めた右フック (C)MMAPLANET

「ありがとうございます」

──まず、試合を振り返ってどのような想いですか。

「15分全部使い切って、戦い切って、出し切ってぶっ倒すっていうぐらい考えていたので、練習だけはとにかくしてきました。ああいう早い段階でパンチが入って、殴り合いになり、倒せたのは予想外でしたが、こんな試合展開は一度もなく、しっかりとKOという形でチャンピオンを倒し、ベルトを取れたことは良いことだと思います」

──危ないシーンもありました。

「もらっても意識が飛ぶことはなくて、ちゃんとリカバリーできました。打ち合うことも格闘技にはあることなので、ああいう戦いが出来て良かったです」

──15分懸けて戦うつもりだったということは、本来の作戦はどのようなモノだったのでしょうか。

「15分、殴り続ける、倒し続ける、圧倒し続ける。前に出る。それだけです」

──テイクダウンから削るということは考えていましたか。

「それも状況によってはあると思っていました。まぁ打撃でああやって前に出ているうちは打撃で相手を前に出させないということはイメージしていました」

──オランダで打撃の練習をして破壊力が増しましたか。

「破壊力に関しては、オランダでなくてパワーリフティング、ウェイトの方でつけた力が大きいと思います。オランダに行って得たことは、オランダ人は凄く大きいので、向かい合った時に倒し切らせない、最後まで生き残るという術を向こうで1カ月、肌で感じ学んできました」

──ベルトを取れば返上するというのは決めていたことですか。

KOP Anzai【写真】一夜限りのベルト姿……かもしれない(C)MMAPLANET

「ハイ。決めていました」

──ウェルター級でUFCを目指すということで、具体的なプランなど考えているのでしょうか。

「UFCは僕のなかで格闘技の最高峰なので、そこへ行く道が何本もあればどの道でも良いので、勝ち進んで、勝ち上がってそこへ行く。それだけです。それが僕の目指すUFCです。そうやって行った方が自分のためにもなると思います。ポッと出るUFCよりも、そっちの方が合っているんじゃないかと」

──パンクラスで2階級制覇というのは考えていますか。

「いえ、考えていないですね。そこまでは、まだ考えていないです。この試合にだけ集中していたので、先のことは考えていなかったです」

──凄いサポーターの数で、あの会場の雰囲気はベルト奪取を後押ししてくれましたか。

「入場する前から自分の名前を呼ぶ声がいっぱいして、一段階ギアが上がった感じがしました」

──何人くらい、応援に来てくれていましたか。

「200人ぐらいは来てくれたと思います。200パーセントなので(笑)」

■ PANCRASE259 試合結果

<第20回ネオブラッドTフェザー級準決勝/3分3R>
牛久絢太郎(日本)
Def.2R終了時 by TKO
蓮實光(日本)

<第20回ネオブラッドTバンタム級準決勝/3分3R>
井関遼(日本)
Def.3-0: 30-27, 30-27, 29-28
阪中カツヒロ(日本)

<第20回ネオブラッドTバンタム級準決勝/3分3R>
コンボイ升水(日本)
Def.3-0: 30-27, 30-27, 30-27
ライダーHIRO(日本)

<第20回ネオブラッドTスーパーフライ級準決勝/3分3R>
荻窪祐輔(日本)
Def.2-1: 30-27, 28-29, 29-28
己吏人(日本)

<第20回ネオブラッドT フライ級準決勝/3分3R>
神部建斗(日本)
Def.1R2分41秒 by 腕十字
三谷敏生(日本)

<ミドル級 K.O.P.T./5分3R>
安西信昌(日本)
Def.1R2分52秒 by TKO
川村亮(日本)

<スーパーフライ級/3分3R>
砂辺光久(日本)
Def.3-0: 29-28, 29-28, 30-27
井島裕彰(日本)

<フライ級/3分3R>
江泉卓哉(日本)
Def.3-0: 30-27, 30-27, 29-28
下川雄生(日本)

<バンタム級/3分3R>
佐藤将光(日本)
Def.3-0: 29-28, 29-28, 30-27
山内慎人(日本)

<ウェルター級/3分3R>
鈴木槙吾(日本)
Def.2R3分39秒 by TKO
デビッド・マーシャル(米国)

<ウェルター級/3分3R>
窪田幸生(日本)
Def.2R1分02秒 by TKO
山崎昭博(日本)

<フェザー級/3分3R>
ハルク大城(日本)
Def.3-0: 30-27, 30-27, 30-27
齊藤正臣(日本)

<バンタム級/3分3R>
合島大樹(日本)
Def.2-1: 28-29, 29-28, 29-28
CORO(日本)

<フェザー級/3分3R>
稲葉聡(日本)
Def.3-0: 29-28, 29-28, 29-28
土肥潤(日本)

<ウェルター級/3分3R>
草・MAX(日本)
Def.2-1: 28-29, 29-28, 29-28
永木健二(日本)

<ライト級/3分3R>
クリスMAN(日本)
Def.2R1分54秒 by 肩固め
ベン・ブッカン(英国)

<バンタム級/3分3R>
工藤修久(日本)
Def.2-1: 29-28, 28-29, 29-28
若菜千明(日本)

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