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【RFC17】ライト級王座決定戦へ、クォン・アソル 「韓国でも皆が久米選手に勝って欲しいと思っている」

Kwon A-Sol【写真】ホームでも逆風が吹いている感がするクォン・アソルだが、ここを乗り越えれば全て追い風となりそうで、逆に怖い (C)MMAPLANET

17日(日・現地時間)、韓国・ソウルのソウル・オリンピックホールで開催されるRFC17で久米鷹介とRFCライト級王座決定戦を行うクォン・アソル。

昨年10月に兵役から戻ってMMA復帰を果たすも中村晃司にKO負けを喫した。その後、モスタファ・アブドラヒ戦ジョバンニ・ジニス戦と2連勝も体重オーバーで、かなり顰蹙を買ってしまった。

噂によると、今回のタイトル戦で体重を落とせないと引退勧告もありえるという状況下で久米戦を迎えることとなったクォン・アソル。その減量だけでなく韓国内でも久米を推す声が多く母国のファイトながらアウェイ決戦をイメージしていた。

──久米鷹介選手と、王座決定戦が迫ってきました。まず久米選手の印象を教えてください。

「久米選手はとても礼儀正しく、純粋な印象を持っています。自分とはまさに正反対ですね」

──久米選手と戦った場合、クォン・アソル選手のアドバンテージはどこになりますか。またそのアドバンテージを使って、どのような試合をしたいですか。

「自分が有利な点? 正直、自分は何もアドバンテージを持っていないと考えています。そして韓国のファンも皆が久米選手に勝って欲しいと願っていますよ。今回はアウェイの立場じゃないでしょうか?」

──確かに久米選手は韓国では、日本で考えられている以上に人気があります。それではそんな久米選手と戦う上で、避けたい試合展開はありますか。

「久米選手と戦う上でどのような場面でも避けたい展開はありません。と言うよりも、避けたくありません」

──ROAD FCジムで練習をしていると聞いていますが、どのようなメンバーと練習していますか。

「総監督であるパク・チャンセ監督の下、韓国トップクラスのファイターであるソ・ドゥウォン、イ・ユンジュン等と練習しています」

──RFCジム以外で出稽古は行なっていますか。

「RFCジムでのみ練習してきました」

──兵役終了後、最初の試合でKO負けするなど、試合感が鈍っているように見受けられましたが、現在の調子は兵役に就く前以前と比較して、どれぐらい復調していますか。

「今は軍隊に行く前よりも成長していると確信しています」

──過去2戦、体重を落とせませんでした。どこに原因があったと考えていますか。

「軍隊生活を経て、体質がかなり変わっていました。軍隊入隊前はもうファイターを引退しようと考えていましたので、何も考えず、2年間も身体の管理に注意を払っていませんでした」

──試合まで1週間、現在の体重とこれからの体重の落とし方について、可能であれば教えてください。

「現在の体重は74.5kgです。今回の試合が終わったら、ダイエットビデオを出した方がいいんじゃないかと考えています(笑)」

──体重を落とすことに専念し過ぎて、勝つ練習をできないというパターンが日本人選手にも見られることがあります。クォン・アソル選手も、そのような状況に過去2戦で陥ったのでしょうか。

「確かにそうです。今回はなおさら減量に専念するほかありませんでした。ストレスもかなりありました。ただ以前からずっと久米選手との試合をいつも頭でイメージしてきたこともあり、久米選手が良い選手であればあるほど、自分もその分準備してきたので、かなり成長出来たと思います」

──クォン・アソル選手は今もアジアMMA界最高峰の打撃の使い手の1人だと思います。久米選手を相手にどのような試合を母国のファンの前で見せたいですか。

「自分はいつもKOを狙っています。ただ過去2戦ともサブミッションで勝ちました。ですので、久米選手はどの場面でも油断してはいけないでしょう。全てのファンの皆さんへ進化したクォン・アソルをお見せするまでです」

■RFC17対戦カード

<女子47.5kg契約/5分2R>
ソン・ガヨン(韓国)
山本絵美(日本)

<RFCライト級王座決定戦/5分3R>
久米鷹介(日本)
クォン・アソル(韓国)

<バンタム級/5分3R>
イ・ユンジュン(韓国)
チアゴ・シウバ(ブラジル)

<88キロ契約/5分3R>
パク・ジョンギョ(韓国)
キム・デソン(韓国)

<ライトヘビー級/5分3R>
キム・ネチョル(韓国)
ユ・ヤンレ(韓国)

■ Young Guns16対戦カード

<ライト級/5分2R>
ジョン・ドゥジェ(韓国)
ムン・ギボム(韓国)

<バンタム級/5分2R>
キム・ジョンフン(韓国)
ホン・ジョンギ(韓国)

<フライ級/5分2R>
キム・テギュン(韓国)
クァク・ジョンヒョン(韓国)

<バンタム級/5分2R>
パク・ジョンミン(韓国)
ホン・ソンジン(韓国)

<フェザー級/5分2R>
チェ・ムソン(韓国)
ソ・ジンス(韓国)

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