【写真】一発の極めの怖さを見せたヴィニーだが、終始試合を支配していのはキーナンだった(C)METAMORIS

＜ノーギ／20分1R＞
キーナン・コーネリアス（米国）
Draw.
ヴィニシウス・マガリャエス（ブラジル）

すぐに座ってガードを取ったキーナン。足を取り、50／50へ。ヴィニーはフックを解いてヒールを狙う。起き上がったヴィニー。キーナンはデラヒーバ・フック、ガードを開いたヴィニーだが、キーナンはリバース・デラヒーバへ。ここもすぐにオープンとなるも、キーナンがヒザ十字へ。サブミッションと50/50、さらに外掛けのコンビネーションを見せるキーナンがヒールへ。ヴィニーはアンクルで対抗し、フックを解く。立ち上がったヴィニーだが、腰に手をやるなど攻めあぐねている印象だ。

と、一転してパス狙いから内ヒールを仕掛けたヴィニー、苦しげな表情を浮かべたキーナンだが、横回転で何とか逃れ逆にヒール、そして50/50へ。今度はキーナンがヒールを仕掛けるも、ヴィニーの時のようにタイトにはならない。ヴィニーは足を抜いて立ち上がり、足首をコントロール。しかし、パスができる気配は全くない。キーナンもアームドラッグは失敗、シッティングから外掛け&アンクルへ。笑みを浮かべてエスケープしたヴィニーに、キーナンはキムラを仕掛ける。

ヴィニーの反応に合せ、仕掛けを続けるキーナンはXガードからスイープを狙う。受けの展開が続くヴィニー、右足を畳まれついにXガード・スイープを許す。マットの外へ下がったヴィニーをレフェリーが中央に戻し、試合が再開。残り6分、上を取ったキーナンはレッグドラッグ、ヴィニーがデラヒーバもここでキーナンがパスに成功する。サイドから上四方で押さえ込むと、ヴィニーが後方回転で逃れる。起き上がろうとしたヴィニーをキーナンが両手で押す。ヴィニーが場外へ転落するが、足から落ちて大事に至らず、試合はスタンドで再開に。

ダブルレッグからボディロックに出たキーナンに対し、ヴィニーがガードへ。またもパスに成功したキーナンがマウントを奪取する。ワキを閉めるヴィニーだが、キーナンはトップから三角を狙う。サイドに戻ったキーナンは、ニーインベリー。キーナンは再度マウンドを取る。疲れが目立つヴィニー、キーナンは三角からワキをすくいに。手首を取って、三角の態勢に入ろうとするキーナンだが、ヴィニーも上方へ移動し防御する。しかし、ついに三角の形に入ったキーナンが腕を伸ばしに掛かる。体を回転させ、腕を抜いたヴィニー。両者が立ち上ったところでタイムアップに。ワームガードのキーナンが、内ヒールは極めかけられたものの、トップでの強さを見せつけ万能柔術家であることを示した一戦となった。

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