【It’s Showtime】決勝のような殴り合い、ンギンビ制す
<トーナメント準々決勝/3分3R>
クリス・ンギンビ(オランダ)
Def.判定5-0
ムラット・ディレッキー(ベルギー)
昨年の12月11日、ギリシャ大会でのイッツショータイム70キロ級タイトルマッチの再戦。ンギンビが当時の王者・ディレッキーを撃破しタイトルをものにしたが、今回の準々決勝ではどうなるか。
1R、ディレッキーが前蹴りを出すと、ンギンビは左ローキックで応戦。キックで飛び込んでくるンギンビにディレッキーはパンチで襲い掛かる。ンギンビの飛びヒザ蹴りにディレッキーがパンチを見せるがスリップ。
ディレッキーが右フックをヒットさせると、さらにパンチ連打。ンギンビも飛びヒザ蹴りで飛び込んでいく。ディレッキーも飛びヒザ蹴りでやり返して初回を終了した。
2R、ンギンビがワンツーで襲い掛かり、ヒザ蹴りからパンチ連打でダウンを奪う。ここから押せ押せで飛びヒザ蹴りからパンチ連打で追い詰める。
苦しくなったディレッキーもカウンターのパンチから右フック。さらにヒザ蹴りとやり返す。すかさずンギンビもパンチをヒットさせると、ディレッキーの左目尻から出血させた。
レフェリーが左目尻の様子を見るため一時中断。タオルで血を拭って再開させると、ポイントを取り返そうとするディレッキーが焦ってパンチを繰り出していったが、見切られて2R終了。
最終回、ンギンビはヒザ蹴りからパンチを放つ。前蹴りで距離を離そうとするディレッキーもヒザ蹴りからパンチ連打。細かいパンチが顔面を捉えると、ンギンビも立て直そうと組みついてヒザ蹴り。
なおもパンチで襲い掛かるディレッキー。ンギンビもパンチでやり返し、首相撲からヒザ蹴りを決める。さらに飛びヒザ蹴りからワンツーパンチへ。ディレッキーがパンチでやり返そうとしたところでフルタイムのゴングが鳴らされる。延長ラウンド突入かと思われた熱戦は判定5-0で、ンギンビが勝利。イッツショータイム世界王者が準決勝進出を果たした。