この星の格闘技を追いかける

【Gladiator036】ライダーHIROと対戦。上田祐起「無難に勝てると思うけど、無難に勝つようじゃいけない」

【写真】見た目はいつもの計量時と変わらないが、コンディションは過去よりも好調のようだ(C)SHOJIRO KAMEIKE

20日(日)、大阪府豊中市の176BOXで開催されるGladiator036で、上田祐起がライダーHIROと対戦する。
Text Shojiro Kameike

上田にとっては大チャンスとも言えた今年2月の日韓対抗戦出場。試合はキム・ウンソンがボトムの上田に対し、ケージを掴んで鉄槌を落として反則決着に。とはいえ上田は反則勝ちという結果以上に、試合内容に関して確かな手応えを得ていた。だからこそ――もちろん結果が必要なことは分かっている。それでも29歳となり節目を迎える今、次のステップが欲しい。そんな上田の魂の叫びを聞いてほしい。


――計量直後にインタビューを受けていただき、ありがとうございます。

「よろしくお願いします!」

――!! まだリカバリーもしていない状態で元気ですね。それだけコンディションが良いということでしょうか。

「メッチャ良いと思います。いつも計量直後は声も出ないぐらいですけど、今回は良い感じで」

――非常に声も明るいです。これまでと何か減量方法やコンディションづくりを変えてきたのですか。

「そうですね。いつもより早く水分や糖分摂取の調整を始めたんです。前々から取り組まないといけない、変えたいとは思っていて。やってみたら良い感じで仕上げることができました」

――確かに、今までもリミットまで体重を落とすことはできていた。それがより良い状態で試合に臨める状態になるに越したことはないですからね。

「はい!」

――前回は今年2月、日韓対抗戦でキム・ウンソンと対戦する前にインタビューしていました。語っていたとおり実際の試合でも、これまでより精度の高い展開を見せていたかと思います。ただ、試合は勝ったものの残念な……いや、残念ではないですね。失礼しました。反則決着とはいえ勝ったのですから。

「いえ、大丈夫です。あれは残念な決着でした。あの時は僕も試合を続けたかったんですよ。映像でも僕が苦笑いしているのが残ってしまっていますけど(苦笑)。あのまま試合が続いて、判定決着になっても勝っていたと思うし。でもドクターストップになって、僕の『なんで!?』という顔が映ってしまっていましたね。で、今回の試合はこの相手だから……なんか僕ってグラジに愛されていないのかな、と」

――……というと?

「できればベルトに絡む試合か、ブラックコンバットとかで試合を組んでほしいです」

――つまり、次のステップに進むための試合を欲しているわけですね。

「そうなんです。じゃあ今回、ライダーHIRO選手に勝ったら次はどうなるのか。言うてしまえば、どうなるか見えなくて。これを言ったら失礼かもしれないけど、確実にピークアウトした選手やと思います。自分としては1Rも取られたらアカンし、完全決着で終わらさなアカン試合ですよね。正直、僕ももう29歳になっちゃいましたから……」

――なるほど。年齢的な部分も考慮して、次のステップを考えないといけない。

「そうじゃないですか。29歳は別に年寄りでもないけど、若くもない。だからここで足踏みしているわけにはいかなくて。そこで今はグラジとブラックコンバットの関係が良いのであれば、そういう場所にも出してほしいと思うし。先輩の田中有が国別対抗戦に出ていましたよね」

――チームとしてはトーナメント準決勝敗退でしたが、田中選手は米国のマイルズ・ハンシンガーに判定勝ちを収めています。

「トーナメントにはウェルター級で出ていましたけど、そこで良い試合をしたから次は本来のライト級でチャンスがあるかもしれない。だとしたら、同じ舞台に自分も出してくれたら、この足踏みが足踏みでなくなる。なんだったら今回は、そういう展開を期待しているだけで」

――それだけ現在、自身の練習や試合の出来も充実してきているということですか。

「もちろんです。ライダーHIRO選手って、堅いタイプやと思うんですよ。ドロドロの試合展開で、極め力があるというイメージで。7月の修斗でも(人見礼王)に倒されたけど、粘った末に見せ場をつくって判定負け、という試合やったじゃないですか。そのライダーHIRO選手に、ここで堅い試合をさせたら僕の良さが出ないかな、と思って」

――そういった試合内容では「ライダーHIROの堅さを崩せなかった」という評価になるかもしれません。

「そう、そうなんですよ。僕が勝ったとて、結局『上田祐起の試合』ではなくなってしまうので。『上田祐起の試合』にするために、上田祐起という何かを見せないといけない。そのために創り上げてきましたから。自分がコケなければ、別に相手が大きな打撃を持っているわけじゃない。瞬間瞬間の極め力があって、それで一本勝ちも多いと思うんですよ。そこでコケることがなければ無難に勝てると思うけど、無難に勝つようじゃいけないと思っています。今回は足踏みで終わらない試合を見せます!」

■Gladiator036 計量結果

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] 今井健斗:56.5キロ
[挑戦者] NavE:56.7キロ

<ヘビー級/5分2R>
爆音那智:101.9キロ
高橋マーク:116.2キロ

<ストロー級/5分3R>
諸井友祐:52.6キロ
クォン・ミンス:52.2キロ

<フライ級/5分2R>
岩崎圭吾:56.6キロ
竹野海佑:57.0キロ

<フェザー級/5分3R>
國頭武:66.2キロ
田口翔太:65.8キロ

<62.2キロ契約/5分2R>
上荷大夢:62.2キロ
堀之内蒼斗:61.4キロ
※上荷がバンタム級リミットをクリアできず、62.2キロ契約のキャッチウェイト戦に

<バンタム級/5分3R>
上田祐起:61.5キロ
ライダーHIRO:61.5キロ

<58.7キロ契約/5分2R>
塩川玲斗:58.7キロ
亀井修真:57.0キロ
※塩川がフライ級リミットをクリアできず、58.7キロ契約のキャッチウェイト戦に

<フェザー級/5分2R>
吉澤颯馬:66.2キロ
貴之:65.7キロ

<ライト級/5分2R>
徳野”一心”一馬:70.0キロ
伊藤幸真:70.1キロ

<フェザー級/5分2R>
そのまんまたなか:66.1キロ
松本将希:65.3キロ

<フライ級/5分2R>
デンジャラスダイスケ:57.0キロ
木下皓介:56.8キロ

<ストロー級/5分2R>
田中優樹:51.8キロ
滝川慎悟:52.1キロ

<バンタム級/5分2R>
矢野星凪:61.2キロ
HIROTO:60.5キロ

<NGF フライ級/5分1R>
田中仁:56.6キロ
藤原健介:56.8キロ

<NGF フライ級/5分1R>
髙橋良河:57.1キロ
小山智也:56.4キロ

<NGF フライ級/5分1R>
富士谷雅也:56.8キロ
﨑濵輝:55.8キロ

<NGF バンタム級/5分1R>
中野銀仁:61.1キロ
横田瑠吾:58.8キロ

PR
PR

関連記事

Movie