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【Gladiator036】ストロー級王座決定戦を目指して――諸井友祐「フィニッシュを狙って永遠に攻め続ける」

【写真】注目のストロー級戦線に、グラジから飛び出すことはできるか(C)SHOJIRO KAMEIKE

20日(日)、大阪府豊中市の176BOXで開催されるGladiator036で、諸井友祐が韓国のクォン・ミンスと対戦する。
Text Shojiro Kameike

昨年6月のプロデビューからテイクダウンの強さとフィニッシュ力を武器に4連勝をマークしている諸井。公式リリースには、次のクォン・ミンス戦は「次期タイトル戦決定戦」と記されていた。つまりこの試合に勝てば、次は新設のストロー級王座決定戦が行われるというものだ。

この取材は9月14日に行われたものだが、その前日――DEEP133で北方大地をKOした新井丈が、国内主要団体の王者を集めたストロー級GP開催を訴えた。一方、ONEでも北方渓人×田上こゆる、箕輪ひろば×宮澤雄大などサバイバル戦が続く国内ストロー級戦線に、森はグラジのベルトを引っ提げ、どう挑んでいくのか。初のインタビューで緊張しているのか、最初は言葉も少ないなか、徐々に確かな自信をのぞかせていった。


高3まで柔道を続けたあとに、MMAをやりたいという気持ちがあって

――諸井選手の所属は「パラエストラ和泉/TEAM FOD」と表記されています。TEAM FODとはシュートボクシング世界王者の海人選手が所属しているジムですよね。

「はい。パラエストラ和泉でMMAを始めて、1年ぐらい経ったあと、TEAM FODへ打撃だけ練習に行くようになりました。パラエストラ和泉は家から近くて、TEAM FODは通っている専門学校の近くにあり、専門学校の帰りに行く感じです」

――それは便利な環境です(笑)。いつ頃からパラエストラ和泉でMMAを始めたのですか。

「まず小学2年生から高校3年まで柔道をやっていて、そのあとMMAを始めました。この9月でちょうど3年目ぐらいです」

――柔道時代の実績を教えてください。

「最高は大阪府で2位ですね。1位にはなれていないです」

――大阪は激戦区でしょうし、その大阪府内で2位になるほどであれば、近畿圏だけでなく全国の強豪大学からの誘いもあったのではないですか。

「いくつか話は来ていました。でもMMAがやりたくて」

――柔道を続けながら、ずっとMMAをやりたいという気持ちを持っていたのでしょうか。

「最初にMMAをやりたいMAをやりたいと思ったのは中2の時です。コロナ禍でずっと家にいた時、YouTubeでRIZINの朝倉海×堀口恭司の第1戦とかを視て、そこからMMAをやりたいと思うようになりました」

――それでも高3までは柔道を続けたのですね。中2で『MMAをやりたい』と思ったら中学卒業後に、MMAのジムに通い始める人もいるかと思います。

「中3の時はコロナ禍のためにずっと試合がなく、柔道をやり切れていない気持ちがありました。あと、パッと『MMAをやりたい』と思ったぐらいで、本当にMMAをやりたいのかどうか自分でも分からなかったです。でも高3まで柔道を続けたあとに、MMAをやりたいという気持ちがあって。自分の柔道を生かしてMMAを――そこで『自分はホンマにMMAをやりたいんやな』と思い、パラエストラ和泉に入りました」

まずは打撃を当てて、相手に何もさせない状態にして極めたい

――パラエストラ和泉といえば、元修斗環太平洋&グラジ王者の竹中大地選手も所属しています。8月29日にはブラックコンバットでイ・ジンセをRNCで下し、再起を果たしています。

「僕も中継で視ました。勝って良かったです」

――竹中選手が試合後にブラックコンバット特有のインタビューで、今年1月に敗れているキム・ジェウンを煽りまくっている姿には驚きました。これまでの竹中選手とはイメージが違いすぎて。

「そうですね、意外でした(笑)」

――アハハハ。話を戻すと、「自分の柔道を生かして」と考えて始めたMMAもついては、どのような印象を?

「やっぱり最初は打撃がメッチャ怖かったです。もう試合が始まったら、すぐ組んじゃうような感じで。アマチュア1戦目も最初にパンチをもらって、すぐテイクダウンに行きました(苦笑)」

――逆に、テイクダウンに行けば柔道の技術や経験を生かして、すぐグラウンドに持ち込むことはできましたか。

「倒せて、上を取ったら返される気はしないです。アマチュア1戦目も、倒してパウンドで勝ちました。ただ、やはり打撃については怖さもあったので、TEAM FODに行くようになったんです。TEAM FODではMMAのことを意識した打撃を教えてもらっています」

――TEAM FODには他にMMAファイターは通っているのですか。

「いえ、僕だけだと思います。それでも指導してもらって、ありがたいです。打撃一つひとつ――パンチの出し方、蹴り方ひとつ知らないことだらけでした」

――諸井選手としてはまず打撃の怖さが消えて、組むことができれば、と。

「その戦い方もいけるとは思いますけど、自分の好きなスタイルが、打撃で倒すことなんですね。やっぱり倒せる打撃を身につけたいです。今は試合になると、打撃を出せずに組みに行っちゃうので……。まずは打撃を当てて、相手に何もさせない状態にして極めたいです」

――つまりテイクダウンよりもノックダウンで倒して、グラウンドで極めるほうが好きなのですね。

「はい。そちらのほうが試合の見た目も良いと思いますし。ただ、まだまだ全然ですね」

(ストロー級GPは)意識はしますけど、今は次の相手のことしか考えていないです

――昨年4月のGladiator30でアマチュア戦を行い、その2カ月後にプロデビューしています。アマチュアは何戦経験しているのでしょうか。

「8戦ぐらいですね。去年の4月にKO勝ちして、6月にプロデビューという話があり『やっと来たな』と思いました。アマチュアの時は、修斗はパウンドがなくて。他のアマチュア大会でもヘッドギアやサポーターがあって……ようやく何も着けずに戦うことができる、と嬉しかったです」

――ようやくヘッドギアを着けていない相手を、グラウンドで思いきりぶん殴れる、と。

「……(黙ってうなづく)」

――アハハハハ!

「プロデビューから4連勝というのも、やはりプロのルールに合っているんだろうと思います。練習でもプロのルールに合わせてやっているので」

――反対にプロ4試合の中で、これは苦しかったという場面はありましたか。

「2戦目です。初めて上からヒジで殴られて、顔面をカットしてしまい、止められるんじゃないかと思いました。そこから打撃には付き合わず、上を取ってコツコツ当てていくように切り替えました。その先に仕留めることも狙ってはいましたけど、判定決着になってしまいましたね。それ以外の試合は、アマチュアの時から勝った時は全てフィニッシュしていて」

――現状、ストロー級ではフィジカル差やパワー差は感じないですか。

「それは全然感じないです。普段から自分より大きな相手と練習していても、『戦えるな』とは思っていて。それが試合だと相手は自分より小さいし、今のところストロー級では自分よりフィジカルやパワーがある選手はいないと思っています」

テイクダウン→パウンド→フィニッシュまで、とにかくノンストップ!!(C)SHOJIRO KAMEIKE

――ストロー級でいえば、昨日DEEPで行われた新井丈×北方大地、ONEの山上渓人×田上こゆるなど、日本人トップファイターの試合は視ていますか。

「視ました。そういう人たちとも戦っていきたいですし、自信もあります」

――新井選手は北方選手をKOしたあと、国内主要団体の王者を集めたストロー級GPの開催をアピールしていました。これはストロー級の現チャンピオンだけでなく、ストロー級でベルトを目指しているファイターも意識するのではないかと思います。

「意識はしますけど、今は次の相手のことしか考えていないですね。勝っていったら、そういうGPや試合も見えて来るんじゃないか、と。僕の場合、次は『次期タイトル戦決定戦』で、これに勝ったら次はベルトを賭けて王座決定戦、と聞いています。

それを聞いた時は嬉しかったです。グラジでデビューした時から、自分が勝ってストロー級のベルトを創ってもらおうと考えていました。次の試合で怪我やダメージがなければ、自分は11月大会(※11月15日)で王座決定戦になっても問題ないです」

――ということは、次の試合はできるだけダメージは少なく、早く仕留めたいですね。

「もちろん最初から倒しに行くつもりですし、それで3Rずっと攻め続けられる自信もあります。相手は身長が高くて手足も長く、距離も遠いので、やりにくさはあるかもしれません。だけど打撃でも組んでも戦えるかなと考えています。前回も韓国人選手と対戦して『もっとフィジカルが強いんかなと思っていましたけど』、組んだらそんなに差は感じなくて。1Rからフィニッシュを狙って、3Rかかっても永遠に攻め続けるので期待してほしいです」

■Gladiator036 対戦カード

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] 今井健斗(日本)
[挑戦者] NavE(日本)

<ストロー級/5分3R>
諸井友祐(日本)
クォン・ミンス(韓国)

<フェザー級/5分3R>
國頭武(日本)
田口翔太(日本)

<バンタム級/5分3R>
上田祐起(日本)
ライダーHIRO(日本)

<ヘビー級/5分2R>
爆音那智(日本)
高橋マーク(日本)

<フライ級/5分2R>
岩崎圭吾(日本)
竹野海佑(日本)

<バンタム級/5分2R>
上荷大夢(日本)
堀之内蒼斗(日本)

<ライト級/5分2R>
徳野”一心”一馬(日本)
伊藤幸真(日本)

<フライ級/5分2R>
塩川玲斗(日本)
亀井修真(日本)

<フェザー級/5分2R>
吉澤颯馬(日本)
貴之(日本)

<フェザー級/5分2R>
そのまんまたなか(日本)
松本将希(日本)

<フライ級/5分2R>
デンジャラスダイスケ(日本)
木下皓介(日本)

<ストロー級/5分2R>
田中優樹(日本)
滝川慎悟(日本)

<バンタム級/5分2R>
矢野星凪(日本)
HIROTO(日本)

<NGF フライ級/5分1R>
田中仁(日本)
藤原健介(日本)

<NGF フライ級/5分1R>
髙橋良河(日本)
小山智也(日本)

<NGF フライ級/5分1R>
富士谷雅也(日本)
﨑濵輝(日本)

<NGF バンタム級/5分1R>
中野銀仁(日本)
横田瑠吾(日本)

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