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【KNOCK OUT68】RIZINでの敗北から再起=福永戦。カルロス・モタ「60キロは新しいチャンピオンが必要」

【写真】相変わらず精悍な顔つきのモタだ (C)MMAPLANET

5日(土)、横浜市中区の横浜武道館で開催されるKNOCK OUT68「KNOCKIN’ on the WORLD」でUNLIMITEDフェザー級王者のカルロス・モタが、スーパーフェザー(60キロ)で福永輝と対戦する。
Text by Manabu Takashima

元LFAフライ級王者、UFCベテラン、UNLIMITEDフェザー級チャンピオンのモタだが、3月にRIZINで伊藤裕樹にTKO負けを喫した。あれから半年、手痛い敗北を喫したことを糧にさらに高み――UNLIMITED二階級制覇を目指し動き始めた。


打撃に拘り過ぎたことが、伊藤戦の敗因だ

――福永輝選手と5日後に戦います(※取材は1日に行われた)。今の気持ちを教えてください。

「昨日、東京に着いたばかりだけどベガスと比較して、涼しく感じる。ベガスは暑くて、メチャクチャ乾燥していたから。この気候は最高だよ。今回、知っての通り60キロという階級上のクラスで戦うわけだけど、凄く調子は良いよ」

――57.5キロと比較して、60キロだと減量は楽になりますか。

「57キロでも60キロでも、減量はしんどいよ。ただし、当然のように3キロ分は楽になる。まだ体重は落とさないといけないけど、しっかりとコントロールできている」

――3月にRIZINで戦う機会を得ましたが、伊藤裕樹選手に痛恨のKO負けを喫してしまいました。

「全ての試合に……勝敗に関係なく、学びがある。何より戦いが高度になると、一つのミスで大きな代償を支払うことになってしまう。まぁ、あの試合は勉強になった。あの敗北の裏に何があったのか、しっかりと把握できている。

本来の僕はあんな試合はしないんだ。MMAをMMAとして、あらゆる局面を考え、しっかりと選択して戦ってきた。打撃を見せ、組んでテイクダウンをする。そのための色々な攻撃手段を携えてきた。それなのにあの試合では打撃ばかりになってしまった。打撃はイトーの得意とする局面だ。もちろん、打撃でも僕は彼に負けないという自信はある。

でも、何もイトーが戦いたいエリアで勝負をする必要なんてないし、そういう選択をあの試合まではしてこなかった。テイクダウンを混ぜることで、打撃の精度もより高くになり、打撃を生かすことでテイクダウンもしやすくなる。それが僕のMMAだったのに……。打撃に拘り過ぎたことが、伊藤戦の敗因だよ。そして敗北という代償を支払うことになった」

――確かにカルロスはUNLIMITEDでも打撃を被弾したり、被弾しそうになると躊躇なくテイクダウンを仕掛けて戦ってきました。あの試合では伊藤選手より、優れたストライカーだと証明したかったというのはありましたか。あるいは団体からもファンからも打撃が好まれるので、打撃で戦おうとしたとか。

「ノー、ノー。そういうことはない。打撃に偏ったのは、対戦相手を甘く見ていたからだよ。打撃で試合をコントロールできていたから、油断してしまったんだ。許されないミスをした。気持ちの創り方から間違っていたと、今なら振り返ることができる。

ただプロモーターやファンが何を求めているのか、そこを考えて戦ったことはない。なぜなら僕の試合は、いつだってエキサイティングになることは分かっているからだよ。自分が想うように試合をすれば、皆が喜ぶ試合になる。そしてプロモーターからの評価も高くなる。ただ、こないだの試合はスタンドで気持ち良く戦い過ぎた。それが間違いだった。自信は持っていても、過信はいけない……」

――その3月の敗北から、今回まで試合間隔が半年間空きました。これは意図してのモノですか。

「いつもは負けた後は、すぐにでも試合をしたいと思ってきた。でも実は前回の試合前に、いくつか怪我があった。だから、この機会にしっかりと治そうと思った。それでも、もう少し早くカムバックをしたくてマネージャーには伝えていたけどね。結果、そうはならなかったからこそ、しっかりとケガも癒えた。だいたい1年半で5試合というのが、ハード過ぎたんだよ(笑)」

――では今回の対戦相手の福永選手の印象を教えてください。

「ボクシングに長けている。ただテイクダウンを狙うこともある。ノックアウト・パワーの持ち主だけど、僕自身どのような局面で戦えるよう準備をしてきた。フクナガが良いパンチを持っていても、これはUNLIMITEDルールだ。このルールで戦い、勝つための練習をしてきたよ。僕の方がコンプリート・ファイターだからね」

1年以上タイトル防衛戦を戦えないなら、ベルトを返上すべきだ

――60キロで戦うということは、フェザー級(57.5キロ)に続き、スーパーフェザー級のベルトを狙っていると考えて良いですか。

「もともとKNOCK OUTから最初に60キロのタイトルショットの話があった。でも、それが実現せずに57キロのベルトを懸けて戦った。もちろん、今でも60キロのベルトも狙っている。今回の試合で勝ち、もう1試合ぐらい60キロで戦えばタイトル挑戦の話がまた再燃するだろう」

――61.5キロ契約戦で2連勝の大雅選手、キックルール=BLACKフェザー級王者チュームーシーフー、そして新鋭の平川蓮斗選手も60キロのベルトを狙っているかと思います。そのなかでチャンピオンの倉本一真選手は、負傷で1年3カ月以上ブランクがあります。

「クラモトのことは尊敬している。でも1年以上タイトル防衛戦を戦えないなら、ベルトを返上すべきだ。ケガで試合ができない辛さも分かる。でも、そのベルトを目指して戦っている人間がこれだけいるわけだからね。KNOCK OUT UNLIMITEDをより大きくするには、タイトル戦が必要で。それがこのルールの発展につながり、KNOCK OUTのためになる。そのためにもチャンピオンが試合をしないのであれば、スーパーフェザー級は新しいチャンピオンが必要になってくるだろう。

自分としては、ここで勝って若いファイターと、60キロのタイトルを賭けて戦うのも良いことだと思っている。そもそも57.5キロと60キロの両方のベルトを手にして、両方のベルトの防衛戦を戦っていくつもりだよ」

――その流れにするために、今回の試合が大切になってくるかと思います。

「マックスのカルロス・モタの試合を見せる。そして、皆が納得する試合をする。結果、次のベルトに向けてタイトル・コンテンダーを生まれることになる」

■視聴方法(予定)
9月5日(土)
午後12:45~U-NEXT

■KNOCK OUT68 対戦カード

<KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座決定戦/3分3R+ExR>
ゲーオガンワーン・ソー.アムヌワイデッー(タイ)
龍聖(日本)

<KNOCK OUT-BLACK女子アトム級選手権試合/3分3R>
山田真子(日本)
平岡琴(日本)

<KNOCK OUT-REDライト級/3分3R>
ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ)
チャド・コリンズ(豪州)

<KNOCK OUT-BLACKライト級/3分3R>
大沢文也(日本)
セーンダオレック・スターライトジム(タイ)

<KNOCK OUT-UNLIMITEDスーパーフェザー級/3分3R>
カルロス・モタ(ブラジル)
福永輝(日本)

<KNOCK OUT-UNLIMITED 75キロ契約/3分3R>
木村“フィリップ”ミノル(ブラジル)
宮原穣(日本)

<KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級/3分3R>
シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)
久井大夢(日本)

<KNOCK OUT-UNLIMITED 75キロ契約/3分3R>
スパイク・カーライル(米国)
鈴木悠斗(日本)

<KNOCK OUT-BLACK 59キロ契約/3分3R>
古木誠也(日本)
勇志(日本)

<KNOCK OUT-BLACK 61キロ契約/3分3R>
レオナ・ペタス(日本)
クラマック・チャンラッチ(カンボジア)

<KNOCK OUT-BLACK 66キロ契約/3分3R>
寺島輝(日本)
エイ・マムリンプートング(カンボジア)

<KNOCK OUT-BLACK 64キロ契約/3分3R>
力斗(日本)
ムン・メイキア(カンボジア)

<KNOCK OUT-REDバンタム級/3分3R>
心直(日本)
山川敏弘(日本)

<KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級/3分3R>
優翔(日本)
新田宗一朗(日本)

<KNOCK OUT-BLACK 51.5キロ契約/3分3R>
酒井柚樹(日本)
久貝飛雄馬(日本)

<KNOCK OUT-UNLIMITEDスーパーフェザー級/3分3R>
藁谷兼介(日本)
高梨玲次郎(日本)

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