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【Black Combat BnD Black Cup SF#02】山本琢也、ウィルス戦は「キツくなると思ったらTDに行かない」

【写真】現地で公式スケジュールの合間を縫ってインタビューに応えてくれた山本。完全に溶け込んでいる日本チームも含め、今回は出場者全員が計量をクリアしている(C)SHOJIRO KAMEIKE

29日(土・現地時間)に韓国はプチョンのプチョン体育館で開催されるBlack Combat BnD Black Cup SF#02「Japan vs USA」にて、山本琢也がチュカ・ウィルスと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

今年3月に行われたトーナメント1回戦で、ブラジル・チームのデベウソン・バチスタを腕十字で仕留めた山本。現在はMMAで4連勝中——フェザー級時代は減量苦もあったが、やはりライト級では自身のスキルを存分に発揮できるようだ。そんな山本が次に対戦するのは、米国チームのチュカ・ウィルス。日本チームのメンバーとも仲良くなれたという山本はチームとして、そして個人の戦いを語る。


――画面がやや暗いですが今、どちらにいるのでしょうか。

「日本チームでポスターにサインを書いています」

――ということは、すでに韓国入りしているのですね(※取材は8月21日に行われた)。

「19日に韓国へ入りました。前回も試合10日前ぐらいだったと思います」

――前回は試合前に日本チームが知らない選手ばかりだったということで、仲良くなれましたか。

「はい、みんな仲良くしてくれています。コミュニケーション能力に自信はないんですけど、良い人ばかりで良かったです(笑)」

――そのぶんトーナメント初戦は、個人だけでなくチームとしても勝ちたいという気持ちは大きくなったのでしょうか。

「もちろん、その気持ちはありました。でもその前に自分との戦いに勝たないといけないので……」

(周囲から)「うぇーいっ!!」

「アハハハ。まずは体重を落とさないといけないですから」

――韓国の場合、移動時間も関係しませんか。

「日本とそんなに違いはないですね。前回は初めての海外で、いろいろ考えていましたけど、そんなに大差なかったので。今回もそうですし」

――今、日本は暑すぎる天候ですが韓国は?

「こちらは天気が良くなくて、涼しいですね。でも汗が出ない暑さじゃなく、走りやすいから良かったです。暑すぎると外も走れないし、良い感じです」

公式スケジュールをこなすのは、ブラックコンバット所有の施設にて。マットスペースも確保されていた

――3月のトーナメント初戦はデベウソン・バチスタを鮮やかに投げ、腕十字で仕留めました。

「いやぁ、たまたま勝てただけで。今回も何が起こるか分からないです。相手も強そうですし」

――いつも試合前の作戦や勝利した要因などについては「ない」と語る山本選手ですが、それはバチスタ戦も同じですか。

「ないですね。やってみたら、たまたまハマッたという感じで。前回の試合も相手が早く倒れてくれたから……」

――それは山本選手が早々にテイクダウンを奪うことができた、というのが勝因なのでは(笑)。

「アハハハ。自分からそういう自信を持った考えになることができないです。とにかく試合で勝った時は『あぁ良かった』という気持ちで」

――いつも試合前は、ほんわかした口調で喋ってくれる山本選手だけに、試合後の雰囲気も想像できます。ただ入場した時のスイッチの入った眼は鋭すぎて、普段とのギャップが凄く印象的です。

「あぁ、それは周りの人からもよく言われます。『試合の時は顔が違う』って」

――自分でも全く意識はしていないのですね。

「全く分からないです。とにかく自分は『もうやるしかない』と思うだけで。スイッチとかも特になく。ただ、やらないと自分がやられちゃいますから。……えっ?」

――ん? 何かあったのですか。

「……今、佐藤君から『自分との戦いとか、同じことしか話していない』と言われました(笑)」

――アハハハ、かなりイジられていますね。それだけでも日本チームの仲の良さがうかがえます。話を戻すと……。

「試合前の話ですね。いつも試合ギリギリまで『今日は大丈夫かな?』と思いながら、『もう自分の試合だ』と思って。不安というのか――いつも試合前はそうです。入場する時にはもう勝つことだけを考えて」

――前回は初の海外での試合だっただけに、勝った時の解放感も一層高かったですか。対抗戦としても2勝2敗で山本選手の試合を迎えました。あの時に山本選手が勝利したことで、日本チームの勝利を引き寄せた感もあります。

「いやぁ、そうですか。良かったです」

――試合後の「口喧嘩しに来たわけではない」という言葉も良かったです。試合前後のトークが注目されるBlack Combatで。

「どう考えても喋りは無理なので、ついあの言葉が出ちゃいました。前回も目の前で、そういうのが繰り広げられて――自分に回ってきたら嫌だなと思っていましたね(笑)。こちらに来られたら避けますし」

――アハハハ。

「主催者からも『もっと喋ってほしい』と言われます。でも難しいですよね。もし何か喋ったとしても、自分で何か言って自分がソワソワしてしまうような気がしますし。相手チームが乱入してくるとか絶対に嫌です。アハハハ。そういえば次の対戦相手の方とも会いましたけど、良い人そうで良かったです。すごく格闘家っていう感じで」

――確かに試合後のインタビュー映像を視ると、とてもしっかりした話し方の選手という印象を受けました。

「アスリートという雰囲気で安心しました。ちゃんと試合ができそうだな、と(笑)。

――そのチュカ・ウィルスの試合に関する印象を教えてください。

「前回はあっさりテイクダウンを取って、あっさり極めちゃいましたよね。どちらかというと自分から倒しに行くというより、相手が来たところにタイミングを合わせるのか――昔の試合を視ても、ケージに押し込まれてから差し返す場面が多かったと思います」

――テイクダウン・ディフェンスに長けた相手との試合については、どのようなイメージを持っていますか。

バチスタ戦では首投げやボディロックでしっかりとグラウンドに持ち込んでいた。テイクダウン防御も強いウィルスをどう倒すか(C)MMAPLANET

「もともと自分からそんなにテイクダウンに行くタイプではないので……。前回はたまたま組んでみたら倒せたっていう感じで。手足も長いし差し合いで自分がキツくなると思ったら、僕のほうからテイクダウンには行かないですね。そこで投げに行くか、打撃でやるかは試合展開次第だと思います」

――なるほど。そのウィルス戦に向け、意気込みをお願いします。

「本当に強い相手と対戦できるので、自分でもどんな試合になるか楽しみです。宜しくお願いします!」

■視聴方法(予定)
8月29日(土)
Part.3 午後7時~Black Combat YouTubeメンバーシップ
Part.2 午後3時~Black Combat YouTubeメンバーシップ
Part.1 午後1時~Black Combat YouTubeメンバーシップ

■Black Combat BnD Black Cup SF#02「Japan vs USA」計量結果

【Part.3】

<フェザー級/5分3R>
ルカス・ベント:65.8キロ
キム・ミンウ:66.1キロ

<フェザー級/5分3R>
イスマイル・ケレメトフ:66.1キロ
ジ・ヒョクミン:66.1キロ

<フェザー級/5分3R>
フィリッピ・ペレイラ:66.0キロ
バン・ジェヒョク:66.2キロ

<ライト級/5分3R>
パク・オジン:70.5キロ
イ・ソンハ:70.8キロ

<バンタム級/5分3R>
竹中大地:61.6キロ
イ・ジンセ:61.6キロ

【Part.2】

<ヘビー級/5分3R>
大番高明:115.0キロ
オシェイ・ジョーダン:114.8キロ

<ミドル級/5分3R>
佐藤龍汰朗:84.2キロ
ダイラン・オサリヴァン:83.4キロ

<ウェルター級/5分3R>
田中有:77.1キロ
マイルズ・ハンシンガー:77.0キロ

<ライト級/5分3R>
山本琢也:70.8キロ
チュカ・ウィルス:70.9キロ

<フェザー級/5分3R>
TOMA:66.0キロ
ダニエル・マクルヘイニー:66.2キロ

<バンタム級/5分3R>
ルキヤ:61.4キロ
レイク・ジー:61.4キロ

<フライ級/5分3R>
山崎蒼空:57.2キロ
アイザイア・トーレス:57.0キロ

【Part.01】

<ウェルター級/5分3R>
オ・イルハク:77.5キロ
パトリッキ・ケルヴィン:77.0キロ

<ミドル級/5分3R>
チャ・ジョンファン:84.2キロ
カムザット・チャパノフ:83.6キロ

<バンタム級/5分3R>
アイジミール・カスベコフ:61.4キロ
ジョン・ギョンヨル:61.4キロ

<バンタム級/5分3R>
ルスラン・アムエフ:61.7キロ
マルセロ・グアリリャ:60.9キロ

<ライト級/5分3R>
キム・ジョンギュン:70.9キロ
ジョン・ヨンジェ:70.7キロ

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